天保図録 3 春陽文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784394904519
ISBN 10 : 439490451X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
512p;15

内容詳細

商人たちへの弾圧といえるほどの統制で経済が大混乱し、倹約令の徹底で市中には密偵が溢れ人心が動揺を極めるなか、将軍家慶の希望による日光参拝を実現して家慶の信任を得た水野越前守忠邦は、まさに絶頂期を迎えていた。水野の改革の夢は尽きない。ついに印旛開鑿事業が水野の政治生命を賭けて始まったが、工事は特殊な土壌のため難航し、その裏では腐敗が進んでいた。しかし成功を信じる水野には、まだ工事好調の報告しか届かない。一方、改革の重要な柱として策定した大坂十里四方上知令も、雲行きが怪しい…。天保改革の表裏両面を克明に描く時代長編。

【著者紹介】
松本清張 : 明治42年(1909年)福岡県北九州市(現)に生まれる。昭和28年(1952年)「或る『小倉日記』伝」で第二十八回芥川賞を受賞する。『ゼロの焦点』『砂の器』などの作品がベストセラーとなり、社会派推理小説ブームが起こる。時代小説もてがけ、日本の古代史にも強い関心を示し、多数の著作を遺している。平成4年(1992年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ブラックジャケット さん

    水野忠邦は印旛沼開削を実行に移した。難事業であるがゆえ将軍家慶の内諾は欠かせない。将軍が望んでいた日光社参を大規模に開催し、家慶の信頼を揺るぎないものにしたが、大奥では姉小路を筆頭に倹約令に反抗する動きも目立ってきた。反水越は御三家まで巻き込み風雲急を告げる。一方、鳥居耀蔵の汚れ役の本庄茂平次は印旛沼へ視察に出る。かつて暗殺した井上伝兵衛の弟熊倉伝之丞に執拗につきまとわれる。印旛沼の女郎家に流れ着いたお玉とヨリを戻し、伝之丞を返り討ちにする。幕府、大奥、印旛沼と舞台と視点を様々に変え天保を活写する。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

松本清張

1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品