無冠の男 松方弘樹伝 現代新書ピース

松方弘樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062205443
ISBN 10 : 4062205440
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
313p;20

内容詳細

じっくりと話を聞きながら、一冊の本にまとめるつもりでした。しかし、3度目のインタビューが終わった約2ヵ月後、松方弘樹さんは突然病魔に襲われました。およそ1年にわたる必死の闘病を続けるも、2017年1月21日に永眠・・・あまりにも突然のお別れでした。

インタビューでは心に残る台詞をいくつもいただきました。

「役者に勲章は要らない。他人様(ひとさま)の記憶に残ればそれでいい・・・」

「僕は役者ですから総理もやくざも関係ない。人間的魅力のある人には否応なく惹かれるし、演じてみたい」

「役者っていうのはありのままの自分を見せるもんじゃない。作りものの面白さを見せるものだ」

無冠こそ我が誇り・・・・そう自負してやまない人でした。

「最後の俳優」松方弘樹のラストインタビューです。

――独自の役者道を駆け抜けた唯一無二の俳優、松方弘樹――その熱すぎる人生を、『映画の奈落』の著者・伊藤彰彦氏が活写します。

【著者紹介】
松方弘樹 : 1942年東京都生まれ。俳優・映画監督・映画プロデューサー。1960年『十七才の逆襲 暴力をぶっ潰せ』で本格的にデビュー。主な出演作品に『仁義なき戦い』、主なプロデュース作品に『首領になった男』、監督作品に『やくざの詩 OKITE掟』がある。2017年1月逝去。享年74

伊藤彰彦 : 1960年愛知県生まれ。映画製作者・映画史研究家。1998年、シナリオ作家協会大伴昌司賞佳作奨励賞受賞。2011年、『明日泣く』(色川武大原作、内藤誠監督)の製作、脚本を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    俳優 松方弘樹の評伝である。 昭和の映画史が 松方弘樹の人生とともに 描かれて興味深い。病に倒れる2ヶ月前のインタビューから 構成された本作品は 日本映画の変遷が時系列で描かれていく。 破天荒な生き様は いかにも昭和らしいが、 おそらく 現代では受け入れられない価値観が 文面に漂う。独自の役者道を駆け抜けた男の 評伝だった。

  • いつでも母さん さん

    私は松方弘樹が嫌いではない。お若い方には『元気が出るテレビ』の松方部長の印象が強い?いや、それさえももう遠いか。仁科克稀基・仁美の父の印象が強いか?私生活の事はあまり興味は無い。松方弘樹が倒れる前にこのインタビューが終わっていたことが今は奇跡だったと思う。『仁義なき戦い』『勝海舟』『東山の金さん』を思い浮かべる。松方弘樹を通してそのころの映画界や俳優たちを知るのも面白かった。『役者は作り物の面白さをみせるものだ』記憶に残る男・松方弘樹はもういない。又昭和が遠くなった気がする。

  • チェアー さん

    俳優として舞台、映画、テレビ、ビデオとすべてのピークと終焉を経験し、天国と地獄を経験した松方弘樹。大変だっただろうけど、外から見ているとうらやましく見えてしまう。歴史に残る名優というと違和感があるが、どのポジションでも、どんな場でも演技ができ、演技のことを常に考えている俳優バカ(もちろんいい意味)だったことは間違いない。妙な存在感を持つ人だったと感じている。

  • garth さん

    「ちょうどそのころ、文ちゃんからサングラスを十個ほどもらいましてね。「お前はまだ不良の役やるだろう?俺はもうやらないから」って紙袋に挿れて渡されたんです」俊藤浩滋の未亡人と差しつ差されつする話がなんともいえずいい。

  • gtn さん

    松方弘樹といえば、世代的に「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」が思い浮かぶ。それが縁でたけしと友情が芽生える。たけしのあの事件後も、松方の庇護を受けていたことを知り驚く。

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