ニャン氏の憂鬱 創元推理文庫

松尾由美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488439101
ISBN 10 : 4488439101
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
追加情報
:
270p;15

内容詳細

製缶会社の総務部に勤めつつ、余暇にロックバンドで音楽活動をしている茶谷歩くん。ある日、大株主の実業家が来社するという。音楽をやっている社員に会いたいと訪ねてきた、丸山と名乗る男性は、尻尾をぴんと立てた猫を連れていた!? 猫缶を開ける時の、“音楽的な響き”についての話しが思わぬ方向に逸れ……。学生時代に茶谷が経験した、ヨウムが密室からいなくなった不思議な出来事について説明していると、丸山と猫がまるで会話をするように謎を解いていく――。新たなパートナーを加えて、アロイシャス・ニャン氏の事件簿、第三弾なのだニャ!

【著者紹介】
松尾由美 : 1960年石川県生まれ。お茶の水女子大学卒業。89年『異次元カフェテラス』を刊行しデビュー。91年「バルーン・タウンの殺人」がハヤカワSFコンテストに入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harupon さん

    ニャン氏の事件簿第3弾。語り手は、製缶会社の社員茶谷歩。実業家のニャン氏は、この会社の大株主として登場。茶谷がバンド仲間と遭遇した不思議な事件。短編6作。面白かった。最後に茶谷歩作詞作曲の「猫だから」「丸山氏のバラード」が載せてある。ニャン氏の事件簿シリーズ、面白かったです。続編出たら読みたいです。

  • 藤森かつき(Katsuki Fujimori) さん

    今回、色々とダメージを受けているニャン氏が愛しくも気の毒で。でも、鮮やかに謎を解く姿にはウットリなのです。ニャン氏も丸山氏も大好きなので、また逢えた喜びはとても大きいのだけど、ただ、仕方ないとはいえ、一巻ごとに主人公が変わるのは、ちょっと切ない。ニャン氏と同じように勧誘を断られてショックな感じなのです。最後、茶谷くんが、ニャン氏と丸山氏にプレゼントした楽曲には何やら泣けました。ちらほら懐かしい方々が出て来られるのも癒やしです。茶谷くんも、また何かの折りに顔出してくれるといいなぁ、などと期待してしまいます。

  • み さん

    さくさくと♪ニャン氏の人選力が素晴らしい(^_-)-☆茶谷さん、いい人だぁ。ニャン氏も苦手なモノがあったのね、無敵かと思ってましたよ。丸山さんの会話能力、ホント羨ましいです。

  • hnzwd さん

    ニャン氏シリーズ第三弾。バンドを組んでいる主人公に、猫缶を開ける時の音を相談する所から話が始まるのがニャン氏らしい。主人公の周囲で起きる事件や、ニャン氏の事件に巻き込まれていく感じはいつも通りで安心。最後は、、自分が誘われたら凄い悩みそうだ。

  • たんぽぽ さん

    ニャン氏の存在と能力はファンタジーそのものなんだけど、なぜかすんなりとニャン氏の存在を受け入れてしまいます。 茶谷くんを選ぶニャン氏がすごい。

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松尾由美

1960年、石川県生まれ。1991年に「バルーン・タウンの殺人」で、ハヤカワ・SFコンテストに入選、作家活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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