闘乱の日本古代史 つくられた偉人たち

松尾光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909832061
ISBN 10 : 4909832068
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
414p;20

内容詳細

視点を変えて古代史の常識を問いなおす。「乙巳の変」「白村江の戦い」「壬申の乱」など古代の争乱において、今まで常識とされてきた事象ははたして正しいのか。蘇我入鹿、中大兄皇子、大海人皇子、藤原不比等、阿弖流為、桓武天皇、空海…偉人として評価されてきた古代びとは、当時の人々の目にはどう映り、時代のなかでどのように生きてきたのか。古代社会の史実を丹念に踏まえることで、これまで見えてこなかった偉人たちの姿が浮かびあがる。

目次 : 第1章 古代東アジア世界の激動と争乱(卑弥呼のほのかなる面影―倭姫命/ 聖徳太子時代の課題/ 大化改新前後の国造とその周辺/ 『日本書紀』の乙巳の変を読む/ 蘇我入鹿と乙巳の変―ゆがめられた敗者像/ 白村江の戦い―中大兄皇子は敗北したのか/ 白村江の戦いと朝鮮三国/ 大友皇子とその後裔/ 天武天皇の天文・遁甲/ 古代争乱の軍事学/ 空前絶後の簒奪王・天武天皇―悪の歴史(1))/ 第2章 天平政界の再編と暗闘(悪魔の守護神・藤原不比等―悪の歴史(2)/ 天平という時代/ 気づかぬ聖帝・聖武天皇―悪の歴史(3)/ 女帝確立への階梯―中継ぎから自立へ/ 桓武天皇の即位事情とその政治構想/ 桓武天皇はなぜ祟りと信じたのか/ 蝦夷社会と阿弖流為/ 空海と高野山をめぐって)/ 余章 知られざる年号

【著者紹介】
松尾光編 : 1948年、東京生まれ。学習院大学文学部史学科卒業後、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。神奈川学園中学高等学校教諭・高岡市万葉歴史館主任研究員・姫路文学館学芸課長・奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長を歴任し、その間、鶴見大学文学部・中央大学文学部・早稲田大学商学部非常勤講師を兼務。現在、早稲田大学エクステンションセンター・NHK文化センター・朝日カルチャーセンター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • terve さん

    新年明けまして一冊目でございます。今年も皆々様、何卒よろしくお願い申し上げます。本書は従来偉人とされている人物を、視点を変えて述べたものです。歴史は勝者が作ると言いますが、まさしくその通りで、時代を下って生きている私たちが真実を評価することはできません。だからこそ、多角的に物事を見るのは大切なのでしょう。しかし、本書の内容は、松尾先生が冊子に小出しにされていたものをまとめたものであるようで、ガチガチの論文集ではありません。内容も少し不十分であるように感じますが、力を入れずに読めるのではないでしょうか。

  • スプリント さん

    知識が薄かった古代史に興味がわき手にとりました。 蘇我入鹿、中大兄皇子、藤原不比等から桓武天皇、空海まで、古代史に登場する偉人が当時どのような評価をされていたかを史料をもとに紐解きます。

  • 遊未 さん

    卑弥呼~空海まで。大化の改新前後、聖武天皇、桓武天皇、阿弖流為。大化の改新については朝鮮半島の情勢、壬申の乱、東北動乱についてはその推移が詳細に語られています。土地勘があれば思い浮かぶ風景もあるかもしれません。教科書的記述から飛び出して楽しめる一冊です。

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