じつは食べられるいきもの事典 「食べる」とは人間の歴史そのもの

松原始

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784299002921
ISBN 10 : 429900292X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
160p;19

内容詳細

食文化の多様性を知ることで、人間の歴史と奥深さが学べる!

目次 : 第1章 じつは食べられる陸・空の生き物たち(シカ―シカ肉はノーベル賞授賞式の晩餐会でメインディッシュに使われている/ イノシシ―日本人は大昔からイノシシをつかまえて食べている ほか)/ 第2章 じつは食べられる海・川の生き物たち(マンボウ―マンボウの身は水っぽい/ サメ―ネズミザメの心臓は「モウカの星」と呼ばれる貴重な珍味 ほか)/ 第3章 じつは食べられる虫のなかまたち(セミ―セミはあのファーブルもとって食べていた/ イナゴ―イナゴは平安時代から食べられている昆虫食界の大御所 ほか)/ 第4章 日本以外ではあまり食べられない生き物たち(タコ―タコはヨーロッパの多くの国で「悪魔の魚」と呼ばれ嫌われてきた/ ナマコ―ナマコは「黒いダイヤ」と呼ばれ、中国で高級食材となっている ほか)/ 第5章 過去に食べられた生き物たち(ゴリラ―アフリカの難民はジャングルで生き延びるためにゴリラを食べた/ ペンギン―昔、南極探検隊はペンギンを食べた ほか)

【著者紹介】
松原始 : 動物行動学者。東京大学総合研究博物館特任准教授。1969年奈良県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学博士

伊勢優史 : 海洋生物学者。スペイン、グラン・カナリア島生まれ。京都大学農学部卒業。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。海綿動物(カイメン)の生物学が専門

ぽんとごたんだ : 漫画家。島根県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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とてもおもしろかったです。特によかったの...

投稿日:2021/04/10 (土)

とてもおもしろかったです。特によかったのは 「日本以外ではあまり食べられない生き物たち」のコーナー でした。 この本は、単に変わった食材をおもしろおかしく紹介する だけではなく、食文化の多様性、食品の安全性、環境保護など についてもわかりやすく触れています。

WM-102 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • きみたけ さん

    難しい本を読んだあとなのでちょっと息抜き😅わざとヘンなものを食べて面白がる内容ではなく「これも普通に食べられるんだ」と思ってもらうための本だそうです。陸・空の生き物、海・川の生き物、虫、日本以外では食べられない生き物、過去に食べられた生き物の5つの章で構成。最近は世界的な食糧難から昆虫食が見直されてますが、味はそんなに悪くなさそうなので、彼らの姿かたちをいかに克服するかですね😅 ウーパールーパーの素揚げ、上品な味わいらしいです。

  • たまきら さん

    フィールドワークのような、観察慣れしている人が書いている文章が好みです。ペンギンのゆで卵は早速検索し、画像に感動しました。あと熊本の美味しいものを先日思い出してうっとりしていたんですが、ヒトデを食べる地域があるとは知りませんでした。自分のトリビア収集欲が満たされ大満足でございました。今年の冬、干しナマコを大量に作ってしまったんですが、だれかもらってくれないものかなあ…。

  • kei-zu さん

    本書を送った姪が気に入って読んでいるという。「マンボウは、食べると水っぽいんだよ」送っておいてなんだが、その知識をどこに生かすのかね。 アザラシの身体の中に海鳥を詰めて発酵させた「キビヤック」(とても臭い)は、マンガ「もやしもん」にも出てきましたね。 食は生活であり、生活は人の生きざま。乱獲で数を減らした生物もあり、環境と人の「折り合い」は有史以来のテーマか。 「おじさんから送られた変な本」を契機に、姪がいろいろ考えてくれるとありがたい。

  • 更紗蝦 さん

    特定の食べ物を「ゲテモノ」扱いしたり、特定の食べ物を食べる習慣を「奇異の目」で見ることなく、「食べることが可能な生物」を紹介しています。特定の生物を「食べ物」とみなすにしても、あるいはみなさないにしても、双方ともに「先入観ありき」であることがよく分かります。その先入観自体は仕方のないものなのですが、「先入観」が「偏見」になってしまうと、容易にナショナリズムやレイシズムに流されてしまうということは、肝に銘じておかなければ…と、襟を正される思いがしました。

  • 鯖 さん

    くじゃくとか蜘蛛とかくじらとかタガメとか。毒と寄生虫がなきゃ安全だろうけど、あんまり家畜でないものを無理して食べて未知の病原菌をいただいちゃうのもやばいよねと思う昨今。…まあたぶん生きるか死ぬかになったらなんでも食うべと思いつつ、ぱらぱらと。アザラシに海鳥つめて地中で発酵させるキビヤックも。イラストがかわいいから、全体的にマイルド。

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人物・団体紹介

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松原始

1969年、奈良県生まれ。東京大学総合研究博物館・特任准教授。京都大学理学部卒。同大学院理学研究科博士課程修了。専門は動物行動学。研究テーマはカラスの生態、行動と進化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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