三世相 並木拍子郎種取帳 時代小説文庫

松井今朝子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758435086
ISBN 10 : 4758435081
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
追加情報
:
16cm,246p

内容詳細

貧乏人にも親切だと評判で、診察にもかなりの信用があった医者・良庵が殺された。人気狂言作者並木五瓶の弟子・拍子郎と料理茶屋の娘・おあさは、半月前に占断所で偶然、良庵の女房を見かけていた。早速、拍子郎は事件に首をつっこむことに…(「三世相」より)。表題作他全五篇を収録。江戸の芝居町を舞台に、男と女の情の濃やかさと、人生の奥ゆきを余すことなく描いた傑作捕物帳シリーズ、待望の第三弾。

【著者紹介】
松井今朝子 : 1953年、京都市生まれ。早稲田大学大学院演劇学修士課程修了後、松竹に入社。歌舞伎座の企画・製作に携わる。97年『東洲しゃらくさし』で作家デビュー、『仲蔵狂乱』で第8回時代小説大賞受賞。07年『吉原手引草』で第137回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaoru さん

    いつもの人情とミステリー、江戸時代の風俗や食べ物が描かれて安定の面白さです。また、今作では拍子郎の将来や出生について掘り下げられていて、シリーズを追い掛けている人はきっと楽しめます。次回が気になる。

  • onasu さん

    とりあえずは、師匠夫妻が元の鞘に戻っていてよかったが、そちらが納まれば、弟子の拍子郎の方に前々からの懸案を浮上させ、その揺れを芝居茶屋の娘おあさにも及ばさせるとは、心憎い筋立ての第三弾。  芝居町を舞台にした五編は何れも佳作だが、その狭い世界を著した「雨の鼓」、拍子郎の出自に改めて疑問を生じさせた表題作「三世相」、そして目先を変えた旅もの「旅芝居」、他。  若手役者の地方回りの下調べと人探しを兼ねて、下総佐倉、銚子への旅路は、とんとん拍子に軽い身のこなしと調子良すぎだが、昔日の様子も含めて楽しめました。

  • ニコル さん

    拍さん、どんどんコミュニケーション能力をつけて、人の深いところに入っていけるようになったなぁ。でも、おあさにだけは不器用な所もある。巻を重ねるに従って拍さんも逞しくなりつつあるけれど、兄が父親かもしれない、という闇が深い。それが次の巻で薄まるのか。

  • タツ フカガワ さん

    「短い春」の、拍子カと御殿女中との淡い縁がほろ苦い。放蕩の末勘当された大店の息子の思いと拍子カのおあさ坊への想いが重なる「旅芝居」には涙腺が緩みました。そしてシリーズ全編にそよと吹く江戸の風が心地良いなあ、と思いつつ4作目に。

  • ウォーカージョン さん

    雰囲気もいいし、ストーリーもいい。拍子郎はどちらを選ぶのか、次で完結なのか。

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人物・団体紹介

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松井今朝子

1953年、京都生まれ。小説家。早稲田大学大学院修士課程修了。松竹株式会社で歌舞伎の企画制作に携わる。97年『東洲しゃらくさし』でデビュー。同年『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で直木賞、19年『芙蓉の干城』で渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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