幻妖の水脈 日本幻想文学大全 ちくま文庫

東雅夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480431110
ISBN 10 : 448043111X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15

内容詳細

王朝物語、説話文学、謡曲から近現代小説まで、日本幻想文学の豊饒な系譜を3巻本構成で総覧する画期的アンソロジー。開幕篇となる本巻には『源氏物語』『今昔物語』『雨月物語』などの大古典に始まり、明治の『遠野物語』、大正の『一千一秒物語』、昭和の『唐草物語』等々、幻想文学史を彩る妖しき物語群の中から、オールタイム・ベストとして定評ある窮極の名品21篇を収録した。

【著者紹介】
東雅夫 : 1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長、現「幽」編集長。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • (C17H26O4) さん

    佐藤春夫『女誡扇綺譚』が読みたくて手に取ったのだが、一冊まるごと良くて大満足だった。水脈とタイトルにある通り、古典から近現代まで(紫式部から小松左京まで。21篇)。ジャンルもバラエティに富んでいた。怪や妖しさの後ろに裏寂しさやなにか情を感じるものも多く、読後もあとを引いた。既読のものもあったが、アンソロジーの中に入っていることでまた違った味わいが感じられた。初読でとても興味を引かれたのが、稲垣足穂『一千一秒物語』。数篇紹介されていたが、もっと読んでみたいと思った。

  • HANA さん

    幻想文学アンソロジー。名作ばかりを選んだ上で収録しているという看板に偽りなく、古代王朝時代から昭和まで時代を渡り珠玉の名品ばかりが収録されている。ただ名品ばかりなのでほぼ全ての作品が既読、それどころか中には四度五度と読み返したことのある作品も含まれている。「高野聖」とか「押絵と旅する男」とか「桜の森の満開の下」とか。それでも既読にも関わらず読み返しているうちにその作品世界に陶酔することのできるのは、名作だけが持つ言葉の力によるものか。しかし「死者の書」がアンソロジーに収録されるとは思わなかったなあ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    ほとんどの話が既読。『死者の書』は日本文化での当麻曼荼羅縁起と中将姫伝説の授業で人形劇となったものを鑑賞したことがあったのでイメージが掴みやすかったです。『牛の首』はバカミスみたいと思ったけどよく、考えてみれば凄く、怖い話だと思いました。

  • かわうそ さん

    ジャンル問わずあまり古典というものを読んでこなかった人間にとっては視野が広がる本当にありがたい一冊。どれも読み応えがあって素晴らしく、中でも「桜の森の満開の下」「月夜蟹」「風見鶏」あたりが特に好みでした。

  • misui さん

    源氏物語から牛の首まで、決定版に相応しい贅沢なラインナップ。実際、「耳無芳一」「夢十夜」「高野聖」「押絵と旅する男」など押しも押されもせぬ名品揃い、あらためてこれら名品を味わうのも乙でしょう。自分はやはり「死者の書」が最高でした。

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