虚像の道化師 ガリレオ 7

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163815701
ISBN 10 : 4163815708
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
追加情報
:
276p 19cm(B6)

内容詳細

湯川のクールでスマートな推理が光る、ガリレオ短編集 第4弾。
新興宗教の教祖が送る念、奇妙な幻聴、不可思議な殺人現場、犯人が仕掛けたトラップ。ガリレオこと湯川がすべての謎を解き明かす東野圭吾の代表作、「ガリレオシリーズ」の最新短編集。

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。その場にいた者たちは、男が何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りたと証言し、教祖は相手に指一本触れないものの、自分が強い念を送って男を落としてしまったと自首してきた。教祖の“念”は本物なのか? 湯川は教団に赴きからくりを見破る(「幻惑(まどわ)す」)。

突然暴れだした男を取り押さえようとして草薙が刺された。逮捕された男は幻聴のせいだと供述した。そして男が勤める会社では、ノイローゼ気味だった部長が少し前に自殺し、また幻聴に悩む女子社員もいた。幻聴の正体は――(「心聴(きこえ)る」)。

大学時代の友人の結婚式のために、山中のリゾートホテルにやって来た湯川と草薙。その日は天候が荒れて道が崩れ、麓の町との行き来が出来なくなる。ところがホテルからさらに奥に行った別荘で、夫婦が殺されていると通報が入る。草薙は現場に入るが、草薙が撮影した現場写真を見た湯川は、事件のおかしな点に気づく(「偽装(よそお)う」)。

劇団の演出家が殺された。凶器は芝居で使う予定だったナイフ。だが劇団の関係者にはみなアリバイがあった。湯川は、残された凶器の不可解さに着目する(「演技(えんじ)る」)。

読み応え充分の4作を収録。湯川のクールでスマートな推理が光る、ガリレオ短編集第4弾。


【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者χの献身』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takaC さん

    四話とも雑誌掲載時に既読だったけどこの本自体は初読み。ソコソコ面白いのだけど、ワザワザ発売日に買う必要はなかったかな。どの話も半分ぐらいの長さに収めても問題ない気がするので、その長さで八話構成の方がイイな。できれば、「いきなり文庫」でね。(笑)

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    ガリレオその7。短編集。幻惑すが中でも良かった。長編は人情味が濃くなっているように見えるのに対し、短編はトリック重視のように見えて良い。

  • そのぼん さん

    相変わらず読みやすい短編集となっていました。粒揃いでしたが、特に『幻惑す』と『偽装う』が好みでした。以前のドラマ化した作品を見ていたせいもあって、キャストの顔が頭に浮かびました。

  • むらKみ さん

    ドラマを視聴したあとなので、ドラマと違う内容を見つけては楽しんでました。短編は、ひさしぶりでしたが本は、大半が湯川と草薙でストーリーが進むので、懐かしく感じました。(^_^) 当分続いて欲しいシリーズです。

  • hiro さん

    最近のガリレオシリーズは、ますます湯川の行く先で事件が起こることが多くなってきた。コナン君と同じだw カリレオシリーズの短編集は4冊目だが、残念ながら印象に残こっているのは長編だ。今回の短編のなかでは、「演技る」のトリックは面白かったが、携帯電話を使った場合、使った場所の情報が携帯会社で記録されていると思うので、これだけで事件は解決してしまうと思うのだが・・・。次は長編を読めると楽しみにしていた『禁断の魔術』も短編だと知ってがっかりした。でも‘ガリレオ短編の最高峰 ’という宣伝文句を信じて読もうと思う。

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人物・団体紹介

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東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。専業作家に。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞、第六回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞、13年『夢

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