疾走 下 ハルキ文庫

東直己

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758435741
ISBN 10 : 475843574X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
16cm,256p

商品説明

〈低レベル廃棄物処理研究施設・えびす〉での惨劇を目撃し、命を狙われる恵太と純江を救うため、榊原健三たちは、山林での逃亡を続けていた。執拗な“施設”の追跡により、健三たちは疲弊し、徐々に追い込まれていく。だが、そんな健三たちの逃走を陰で支えるものたちがいた――。果たして健三は、恵太たちを守りぬけるのか!? 東直己作品の主人公たちが集う記念すべき傑作長篇、待望の文庫化。

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読書メーターレビュー

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  • hanchyan@飄々  さん

    「自分にとって好ましい人たちは、いつまでもずっと、平穏で幸せに暮らしてゆくものだ」ていう感覚を、なんとなく当たり前のこととして我々は日々を生きている。けど一方で、どんなに大切な人もいつかは必ず、死ぬ。これもまた明確な事実だ。東さんの小説には、どれをとっても沢山の「好ましい人々」が登場し、そのうちの何人かは、読み手が全く予想もしないタイミングで非業の死を迎える。メメント・モリが緊張感を担保して生まれるリーダビリティ。読み終えたら顔を上げて、周りを見てみよう。大切な人たちが平穏に生きてる、素晴らしい世界を。

  • マムみかん(*感想は風まかせ*) さん

    テンポよく一気に読了。 特に、ラスト30ページの「疾走」は手に汗握ります! 核絡みの施設の秘密主義や隠蔽体質、その巨額の利権に群がる者たち。 警察やマスコミ上層部の不透明な繋がり。 現実にありそうな問題が、痛烈に皮肉られていました。 便利屋〈俺〉や私立探偵・畝原が、シリーズを越えて競演するのもワクワクです。 この後、健三はどこに行くのか…? 「カムバ〜ック!健三〜〜!!」☆

  • ゆみねこ さん

    低レベル廃棄物処理施設えびす、そこで見られては困る惨状を目撃し、命を狙われる恵太と純江。実際に核に関することなら、闇から闇に葬るようなことがありそうな話で。2008年にこの作品を書いた作者の視点に驚く。榊原さん、恰好良すぎる!

  • 柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中 さん

    子供が育った分、始末屋の憲三も歳をとる。昔の殺しの腕の切れはなくなったけど、他のシリーズのキャラも協力して、この作者の本をいろいろ読んでいる人には嬉しい作品に仕上がってますね。それにしても、この調子だと、青年になった恵太を主人公にまだ続く気がします

  • 眠る山猫屋 さん

    なぜ画像すらない(怒)そんなことはさておき。頑張る榊原さん、頑張る放送局、頑張る少年少女。話はちょっと大袈裟ながら、原発に関わる闇を目撃してしまった子供たちに迫る魔手。思う存分闘えない榊原さん。思う存分助けにいけないしがらみだらけの男たち。時代に流されざるを得ない大人たち。そして小山内のありふれた狂気。 ラストの疾走には苦笑気味ですが、一気呵成に読むことができる作品でした。

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人物・団体紹介

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東直己

1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。92年『探偵はバーにいる』で作家デビュー。2001年、『残光』で第54回日本推理作家協会賞の“長編及び連作短編集部門”賞を受賞

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