疾走 上 ハルキ文庫

東直己

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758435734
ISBN 10 : 4758435731
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
16cm,253p

商品説明

凄腕の始末屋として恐れられた榊原健三は、今では名前を偽り、人目を避けて山奥で暮らしていた。そんなある日、かつての恋人・多恵子の息子である恵太が、〈底レベル廃棄物処理研究施設・えびす〉見学に現れると知った健三は、胸騒ぎを覚える。だが、恵太をひと目見たい一心で施設に向った彼の前に、想像を絶する惨劇が待ち構えていた――。命の危機に晒された恵太と同級生を救うため、健三はすべてを捨てて走り始める。傑作長篇ハードボイルド。

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読書メーターレビュー

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  • hanchyan@飄々  さん

    榊原健三氏とはどんなひとなのか。取材に応じて頂いたのは、橘連合系桐原組のブッチョさんです。「ものすごかった。乗り込んでき来た鉄砲玉を、ほとんど全部、健三さんが、やった」「多恵子って姐さんがいて、健三さんは、惚れてたんだ。ふたりは、端から見てても、惚れ惚れするような夫婦だった」「とにかく、健三さんは、業界とは完全に無縁になる、そして、多恵子姐さんにも、一切関わらない、ということになった」「どっかの山奥の小屋で、ひとりで暮らしてるらしい」「健三さんは、動く」「姐さんの幸せを守るためにな」 

  • マムみかん(*感想は風まかせ*) さん

    『フリージア』『残光』に続く、「始末屋・榊原健三」シリーズ3作目。低レベル廃棄物処理施設〈えびす〉で起きた外国人労働者の暴動。 偶然見学に来ていた子どもたちは、施設警備員が行った凄惨な弾圧場面を目撃し、口封じの為に命の危機に! かつての恋人の息子・恵太を助けるために、健三は疾走する…。 この薄さ…なんでわざわざ分冊にしたんだろ(笑)? 健三と恵太が合流し、桐原や栗空フンベがフォローの動きを見せ始めた所で下巻へ。 下巻は…やっぱり血の雨が…降るよね?

  • ゆみねこ さん

    背表紙買いをしてしまい、読み始めてからシリーズものだということに気付いた…。フリージア、残光も読まなきゃ。愛する女性の息子を救うために再び立ち上がった榊原健三。感想は下巻で。

  • 眠る山猫屋 さん

    榊原さんが帰ってきてた!あの殺人マシンが(苦笑)! 関西資本の暴力団の攻勢をたった独りでひっくり返したあの榊原さんが(笑)! 年をとっちゃったけど、相変わらず戦闘機械です。それでも愛したひとの子供の為に、殺人を控えつつ、原発労働の闇に潜む巨悪に闘いを挑むあたり、カッコ良すぎです。『旧友は春に帰る』直前のススキノ探偵が登場、更には畝原も!今回は中学生になった少年たちを庇いつつ、北海道の山野を必死の逃避行です!

  • 柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中 さん

    始末屋榊原シリーズ第三段は上下巻、でもこの文庫の薄さで上下巻にするなら一冊で出したもらいたいですね。それでもごっつい文庫本と呼ぶには薄い厚さでしょうに。それはそれとして、原発問題に絡めての陰謀劇。まぁ実際にろくでもないことやってるんだろうなぁと納得できるのが原発関連施設だしね。それにしても、死線を二度乗り越えた恵太くんは勘が鋭くなったなぁ

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人物・団体紹介

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東直己

1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。92年『探偵はバーにいる』で作家デビュー。2001年、『残光』で第54回日本推理作家協会賞の“長編及び連作短編集部門”賞を受賞

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