跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

東田直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781612454
ISBN 10 : 4781612458
フォーマット
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
219p;19

内容詳細

僕は、二十二歳の自閉症者です。人と会話することができません。
僕の口から出る言葉は、奇声や雄叫び、意味のないひとりごとです。
普段しているこだわり行動や跳びはねる姿からは、僕がこんな文章を書くとは、
誰にも想像できないでしょう。――(本文より)

著書『自閉症の僕が跳びはねる理由』の翻訳書『The Reason I Jump』が、英米でベストセラー入り! いま、世界が最も注目する日本人作家の最新刊。
人生とは、運命とは、幸せとは。
「生きる」ことの本質を、鋭く、清冽な言葉で考えつくした、驚異のエッセイ。

電子メディア媒体「cakes」の大人気連載がついに書籍化!
小学生の頃から絵本やエッセイなど、多くの作品を執筆してきた彼が、「ひとりの22歳の人間」として書いたエッセイ37本と、素顔が垣間見えるインタビュー4本を掲載。
何度でも読み返したくなる、珠玉の一冊です。

解説・佐々木俊尚

【著者紹介】
東田直樹 : 1992年8月生まれ。会話のできない重度の自閉症者でありながら、文字盤を指差しながら言葉を発していく「文字盤ポインティング」やパソコンを利用して、援助なしでのコミュニケーションが可能。第4回、第5回「グリム童話賞」中学生以下の部大賞受賞をはじめ、受賞歴多数。2011年3月にアットマーク国際高等学校(通信制)卒業。13歳のときに執筆した書籍『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール)において、理解されにくかった自閉症者の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 風眠 さん

    急に奇声を発したり、確認行動や強いこだわりがある。重度の自閉症の東田さんの姿だけを見たら、内面にこんなにも豊かな心があり、論理的な思考があるなんて誰が思うだろう。『はじめに』という本文の中で東田さんはこんなふうに書いている。「僕がエッセイの中で伝えたかったのは、その人にしか分からない世界があるということです。物事は少し見方を変えれば、全く違った捉え方ができるのではないでしょうか。」簡潔で、それでいて物事の本質を鋭く言い当てている文章。こんなにも当たり前の事に、どうして気付けなかったのかと考えさせられた。

  • s-kozy さん

    人との会話ができない(挨拶すら難しいらしい)重度の自閉症の青年によるエッセイ。著者は現在、22歳とのこと。自閉症の物の見え方や感じ方、ある物事にこだわる理由などが分かりやすい文章で綴られている。五章からなり章の間には四編の著者へのインタビューがあり、これが本人の世界を理解する一助になっている。自閉症という障害をより理解したいと思っている全ての人に自信を持ってお勧めできる一冊です。私もより深く理解したいので近いうちに再読します。

  • あん さん

    私には到底書くことの出来ない、表現力や自由な発想が溢れる文章です。自閉症に対する世間の間違った認識や、東田さんの葛藤が、文章の端々から伝わってきます。自閉症の方々の行動についてきちっと説明されているので、理解する一歩にはなるはずですし、怖がって理解しようとしていなかった自分が恥ずかしくなります。読んでよかった、良書です。

  • chimako さん

    この素直な心のつぶやきに気持ちを動かされる。言葉を持たないのではなく、言葉を発することがとても難しく苦手な東田さんの的確な表現に驚く。質疑応答が旨くできる理由についても関心する。笑顔が作れない(笑顔になれない)と言う東田さんだが表紙のキミはいい感じです。これは、読み聞かせしたい。  [インタビュー箇所の記述について] 「………だそうだ」と言い切らず「……だそう」という言い方は流行りのようだが、違和感がある。質問の答が素晴らしいのにとても残念だった。

  • アナーキー靴下 さん

    東田直樹さんの本は3冊目だけれど、いつもいつも彼の言葉は私の心に真っ直ぐ届き、不思議と素直に受け入れられる。私ももういい歳だし、もっと大人でありたいと思うけれども、あまのじゃくでネガティブ思考の他力本願を是とした時期が長すぎて、未だにひねくれてるなと自覚することが多い。損なのはわかってる、でも自分を一人ぼっちにしたら可哀想じゃないか、って気持ちが未だに抜けきらないのだと思う。東田さんの言葉は、そんな私を一人ぼっちにしない。「人がどんな時も前向きでいたいと願っているということです」今の私も昔の私も同意する。

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