ブラックライダー 上 新潮文庫

東山彰良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101201511
ISBN 10 : 410120151X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
422p;16

内容詳細

「世界は瀕死だが、まだ息絶えちゃいない」。“六・一六”により文明を失ったアメリカ大陸。生き残った者は人と牛を掛け合わせた“牛”を喰って命を繋ぐ。保安官バード・ケイジは、四十頭の馬を強奪したレイン一味を追い、大西部を駆ける。道すがら出逢ったのは運命の女コーラ。凶兆たる蟲の蔓延。荒野に散るのは硬貨より軽い命。小説の面白さ、その全てを装填した新たなる黙示録。

【著者紹介】
東山彰良 : 1968(昭和43)年、台湾台北市生れ。9歳の時に家族で福岡県に移住。2003(平成15)年、「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。’09年『路傍』で大藪春彦賞を受賞。’13年に発表した『ブラックライダー』が大きな話題となる。’15年、『流』で直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sin さん

    災厄の六・一六に見舞われた人類は同族というタブーを糧にして生き残った。これはその災厄に続く日々を生き延びた彼等が文明を取り戻しつつある時代…。人は甦りつつある文明から新たな欲求を胸に抱き、そのルールは複雑化していく…文明は、食う(生きる)ために人を殺すことから、物欲のために人を殺す社会を造りあげていくようだ。そして、再度訪れる終末の日の予感…食肉として産み出された人牛から選別された者は、果たして人類の救世主と成り得るのだろうか?

  • goro@80.7 さん

    崩壊してしまった世界で馬泥棒を追う保安官バード・ゲイジのSF西部劇かと思いきや、U章に入っては蟲に侵される人々の中で創られた牛人間マルコの人類救済の物語が始まったような感じだが、これは最後まで読まないとわからないわ。どこに向かうのか下巻へ突入。核戦争の後はやはり蟲か・・・。

  • つねじろう さん

    ジャケ買いタイトル買い。大森望も帯で絶賛と叫ぶから。でも大森さん一回なんか外した感じもする。今回も大丈夫かなぁって読んでます。設定の説明もない不親切なお話には慣れてるけどもう少し何とかならないものか。いっぱい人出てくるし。B級マカロニウェスタン風?まずいタランティーノ?でも今からだよね、直木賞作家だしと思いつつ下巻へ行って下巻も読み終わってしまったのでどうなったかは下巻で。

  • Akira さん

    良くも悪くもすげー話だ。時代背景、人物、海外にありがちな言い回し、、、やっと少し慣れてきたかと思ったら、今度はマルコの話になってまた混乱。ただでさえ難しい宗教チックな話を翻訳調の言い回しで言われると余計難しい・・・てな感じで苦戦したけど最後の数ページで一部との若干つながりが見えてきた。しんどいぞ

  • 眠る山猫屋 さん

    あとがきの大森望さんが云う通り、読者を選ぶかもしれないが、個人的には面白かった。荒廃した未來のアメリカ。核の冬を経て再興を目指す世界。世界を滅ぼし兼ねない寄生虫の蔓延、人肉食を終らせるべく造られた人=牛≠ゥら生まれた美しい救世主、野盗兄弟の絆、凄腕老保安官の恋。盛り込み過ぎるくらいの内容に溺れかけた。グロテスクな荒涼とした世界を旅しながら、様々な人間模様がクロスする。キーとなるのは愛情なのか、それとも人類再生なのか。

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人物・団体紹介

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東山彰良

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。2003年に第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で

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