午前0時のラジオ局 PHP文芸文庫

村山仁志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569762104
ISBN 10 : 4569762107
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
312p;16

内容詳細

地方局の新米アナウンサー・鴨川優は、テレビからラジオに異動となり、憂鬱な気分を抱えていた。妙に陽気なディレクターの蓮池陽一から、午前0時に始まる新番組の司会に抜擢されるが、その準備中のある夜、突然の豪雨で孤立した村に災害情報を流す大役を担うことに。さらには陽一のとんでもない秘密が発覚し…。ラジオ局で働く人々の奮闘を現役アナウンサーが描く、少し不思議で心温まる物語。文庫書き下ろし。

【著者紹介】
村山仁志 : NBC長崎放送アナウンサー。1968年長崎県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、NBC入社。以来、ラジオ番組を主に担当。2012年4月より2年間、テレビの朝ワイド番組を担当した後、14年春に再びラジオ局に戻った。08年に「三井雷太」名義で、学研“第1回メガミノベル大賞”金賞を受賞し、翌年、受賞作『パラダイスロスト』で小説家デビューしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶんこ さん

    地方のラテ局(ラジオとテレビの両方)の初々しい優が主人公のファンタジーでした。テレビからラジオへ移動となったら、そこには25年間も幽霊のままディレクターを勤めるイケメン陽一がいて、優と佳澄の番組を作りあげています。他にも幽霊が出てくるのですが、皆切なくなるような愛しい幽霊さん。ほっこりしたりウルウルしたり、優しい気持ちで読めました。ふと昔々に聴いていた城達也さんの渋くて優しいナレーションの深夜番組が聴こえてくるようでした。

  • じょんじょん さん

    現役アナウンサーにして村山早紀さんの弟さんなんですね村山仁志さん。ラジオ局舞台の癒しファンタジーストーリー。「イケメンディレクターについてコメントしたらネタバレじゃん」と思っていたら、みなさんのレビューで「幽霊」って書きまくってる。登場する幽霊たちはみんな怖くない。ラジオの深夜番組を通じて素敵に成仏するんですね。マスコット犬になるルルちゃんストーリーとディレクターの奥さまの話が二大ほっこりコンテンツ。そのほかあちこちに、ほっこり。パーソナリティとアシスタントのキャラも好ましい。ふたりのこの先もきになります

  • はつばあば さん

    「チーム山城」から「キング」に移行の予定でしたが給水せねば走れないと急きょこちらへ。さすがに早紀さんの弟さんの作品。余程ご両親が愛情かけて育てられたのだと感服つかまつりました。ファンタジー色は濃いですが今では聞く事も無くなったラジオ。(深夜放送から流れる受験生ブルースやケメコ・・勉強なんか手に付くはずも無く聞き入っていた頃が懐かしい)ラジオの良さを改めて認識。お子ちゃま向き?、世間の垢にまみれた心を少し洗えた流せた気分です。現役アナウンサーとか・・聞いてみたい、お顔も拝顔してみたい、枯れない婆です。

  • はる さん

    お仕事小説だと思っていたらファンタジーでした。心温まる優しいお話。思い切った設定なので探りながら読みましたが、後半はなかなか面白かったです。ただ、ちょっと軽い感じなので物足りない方もいるのでは。村山さんは実際にアナウンサーをされているので、もうちょっとリアルなお仕事物でも良かったかな、と思います。

  • ともとも さん

    ホラーの様な不可思議な現象。 これもまた、昔読んだ『てふてふ荘へようこそ』を思い出しつつも 救いがあって、赦しがあって、気持ちを伝える力の奥深さを 感じながらも、何だか優しくもあって勇気もある。 そんな心温まる物語で良かったです。 余談なのですが『花咲家の人々』の村山早紀さんは、この作者さんの お姉さんだったとは・・・ 同じ時期に読んだということで偶然?奇蹟?に驚いております。

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人物・団体紹介

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村山仁志

長崎県生まれ。NBC長崎放送ラジオ制作部勤務/アナウンサー。小説家としては2009年に学習研究社の新人賞を受賞して『パラダイスロスト』(三井雷太名義)でデビュー。姉は小説家の村山早紀(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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