マーラー 作曲家・人と作品

村井翔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276221888
ISBN 10 : 4276221889
フォーマット
出版社
発行年月
2004年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p B6

商品説明

すべての音楽ファンに贈る伝記シリーズ。最新の研究成果をもりこみ、新しい作曲家像を描き出す。フロイトとの出会い、妻アルマとの愛憎、そして世紀末ウィーン。その巨大な音楽宇宙はどのようにして構築されていったのか、寄る辺なきユダヤ人音楽家がなぜ音楽の都に君臨できたのか。人間マーラーを描き切った、渾身の評伝。

●村井翔【著】 サイズ12×18cm 334ページ

内容詳細

目次 : ■生涯篇 / 第1章 フロイトとの出会い / 第2章 ユダヤ人であること / 第3章 イーグラウの少年時代 / 第4章 ウィーンの青春 / 第5章 遍歴時代のはじまり / 第6章 プラハ、ライプイツィヒ、ブダペスト / 第7章 ハンブルク時代 / 第8章 ウィーンへの凱旋 / 第9章 アルマ / 第10章 新たな地平 / 第11章 運命の打撃 / 第12章 心の傷と回復 / 第13章 僕の時代が来るだろう / ■作品篇 / ≪嘆きの歌≫ / 交響曲第1番 ニ長調 / 交響曲第3番 ニ短調 / 交響曲第4番 ト長調 / 交響曲第5番 嬰ハ短調 / 交響曲第6番 イ短調 / 交響曲第7番 ホ短調 / 交響曲≪大地の歌≫ / 交響曲第9番 ニ長調 / 交響曲第10番 嬰ヘ長調 / ■資料篇 / マーラー年譜/作品一覧

【著者紹介】
村井翔 : 1955年、名古屋生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻修了。現在、早稲田大学文学部教授。専門はフロイト、ラカン精神分析学と20世紀オーストリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この本は、同じ音友社から出ている「大作曲...

投稿日:2011/08/24 (水)

この本は、同じ音友社から出ている「大作曲家マーラー(グシュルバウアー著)」、を種本(下敷き)に書いています。参考文献として挙げていません。

くじら さん | 東京都 | 不明

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HMVのマーラーディスクへのレヴュ−でも...

投稿日:2009/08/22 (土)

HMVのマーラーディスクへのレヴュ−でも的確な表現を駆使する村井教授の会心の著書。小生はこの著作で多くを学びました。特に晩年の描写は白眉です。音楽専門ではない方が、ここまで多くを読み込み、かつ普遍的なものを追い求めた傑作です。マーラーに興味のある方は必読と思います。強いて難点を言えばアドルノの延長線に囚われていることですが、これは著者自身も認めているので、もしかしたらアドルノの啓蒙書になっているかもしれません。村井教授へ、小生も10番が好きです^^。

てつ さん | 千葉県 | 不明

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 語り口がやわらかく読みやすい。最初に最...

投稿日:2006/10/31 (火)

 語り口がやわらかく読みやすい。最初に最晩年のアルマとの危機を持ってくるなど構成も巧み。生涯篇のラスト、シュトラウスとの対比で締めくくっているのが秀逸。作品解説では2・8番が無いのが残念だが、10番に対する作者の見解は一読に値する。コスト・パフォーマンスは高い。 マーラー好きは買って損なし。

愛撫 先 さん | 故郷は地球 | 不明

2

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬ さん

    来歴や逸話、関係者の回想や手紙の抜粋にフロイト研究者としての見解を交えたマーラー評伝。中でもアルマの証言は粉飾が多いので慎重な扱いを要するが、「新しい女性の代表選手」たる彼女の視点はマーラーの過度な突っ張りに通底する嫉妬や劣等感、幻想を炙り出す格好の材料だろう。ヴァルター宛の手紙は人生と作品の安易な結びつけは禁物であることの証左だ。より放縦な切り込みを見せる作品解説も充実。2番と8番の省略は残念だが、4番に込められたゾッとする皮肉は面白いし、クックの復元を全力擁護した10番の詳細な説明はかなり貴重なもの。

  • たみと さん

    映画TÀRに関係する前半部分と交響曲5番あたりのみ読了。面白い。

  • ニョンブーチョッパー さん

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