10万個の子宮 あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか

村中璃子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582513356
ISBN 10 : 4582513352
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
272p;19

内容詳細

少女たちの身体の症状が本当に訴えていたこととは―科学誌「ネイチャー」など主催、ジョン・マドックス賞受賞!子宮頸がんワクチン問題の背景と日本社会の闇に切り込んだ、衝撃の科学ノンフィクション。

目次 : 序章 並べられた子どもたち(車椅子の少女たち/ ワクチンの来歴 ほか)/ 第1章 子宮頸がんワクチン問題とは何か(「やりたかったことを奪われた」少女ばかり/ 口に出せなくなった大多数の医師たちの考え ほか)/ 第2章 サイエンスが暴いた捏造(名古屋市の調査結果と、メディアの曲解/ 3・16池田班発表の衝撃 ほか)/ 第3章 子宮頸がんワクチン問題の社会学(科学を伝える/ 「ウェイクフィールド事件」と反知性主義)/ 終章 母と子(それでも魔法を信じたい/ 緑色のダッフルを着た少女の足と手 ほか)

【著者紹介】
村中璃子 : 医師、ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了後、北海道大学医学部卒業。世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の新興・再興感染症チームなどを経て、現役の医師として活躍するとともに、医療問題を中心に幅広く執筆中。京都大学大学院医学研究科講師として、サイエンスジャーナリズムの講義も担当している。2014年に流行したエボラ出血熱に関する記事は、読売新聞「回顧論壇2014」で政治学者・遠藤乾氏による論考三選の一本に選ばれた。2017年、子宮頸がんワクチン問題に関する一連の著作活動により、科学雑誌「ネイチャー」などが共催するジョン・マドックス賞を日本人として初めて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆいまある さん

    ワクチン反対派の出鱈目な言い分を科学的データを挙げて完膚なきまでに叩き潰してる。私は勿論接種推進の立場だが、ワクチン後進国の我が国で異例の速さで定期接種となり、一人6万円ぐらいの費用が税金で賄われると聞いた時には、製薬会社と政治家の間になんかあったのではと思った。他科の医者は身体表現性障害(ヒステリー)を甘く見過ぎ。ワクチンの必要性を十分啓蒙せず接種を進めた印象がある。メディアの対応も悪かった。ヒステリーは性別年齢問わず多い疾患です。でも治療法が確立されてないから知られてない。新コロワクチンと治療薬が心配

  • ゆみねこ さん

    思春期の少女たちに行われた子宮頸がんワクチン接種。接種することでガンを予防できる、夢のワクチンであったはずなのに、激しいけいれんをともなう副反応が相次いだため、接種は中断され再開の目処はたっていない。とても難しい問題ですが、ガンになり手術し、その後幸いにも子供を授かることが出来た身内。彼女と話したこと、ワクチンは絶対受けるべき。接種を躊躇っているうちにガンになってしまったら…?色々な障害を乗り越えてこの本が出版されたことに敬意を表したい

  • mukimi さん

    自分も一人の医師としてこの場を借り頸癌ワクチンは接種すべきだと伝えたい。日本産婦人科学会は厚労省へ繰返しワクチン接種再開を訴えているが国は動かない。本書は告発であり壮大なノンフィクション小説だ。先進国日本が科学的根拠よりも感情論に左右されるに至った経緯がよく理解できた。元来10代の少女達に一定数起こる身体表現性障害が副作用として過剰に注目されてしまったのだ。そこには、扇情的な話題を提供し視聴率を稼ぎたいマスコミと、権威を悪用する医師達の醜いプライドがあった。自分は科学にも患者にも誠実な医師でありたい。

  • 鱒子 さん

    図書館本。ワクチンの冤罪と「報道しない自由」の恐怖。当時の偏向報道によって子宮頚がんワクチンを見送ったわたしには辛い読書でした…… 。しかし、科学的根拠を持たず感情だけが先走った、あの当時の報道には呆れるばかり。報道には恐ろしいほど影響力があるのです。無視でもバッシングでもない適切な報道を希望します。

  • なると さん

    子宮頸がんワクチンについて、痙攣などの副作用の為に任意接種になったことや、不妊になるという陰謀論めいたものを目にし、娘に接種する否か判断する為。副反応については科学的データを根拠に否定し、ただでさえややこしい年代にある心因性のものと結論。少女達はワクチンのせいだと不安をつのらせて症状を悪化し「真っ当な医師」よりも、薬害だと断じ一緒に戦ってくれる医師や弁護士、自称ジャーナリスト達が自分を救ってくれるのだと信じ回復を遅らせる。「薬害を見つけた」ということで利権を得る支援者なのに…私達が考えないといけないのは→

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村中璃子

医師・ジャーナリスト。同志社大学大学院生命医科学研究科客員教授、京都大学大学院医学研究科非常勤講師。一橋大学社会学部卒、同大大学院社会学研究科修了後、北海道大学医学部を卒業。WHO西太平洋地域事務局では新典・再興感染症のサーベイランスおよびパンデミック対策に、独ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所研究

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