美しい時間

村上龍 / 小池真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784584189597
ISBN 10 : 4584189595
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

美しい時を重ねて知る愛の真実、愛しい人と分かち合う時の輝き…。村上龍・小池真理子という現代小説界きっての文豪ふたりが織りなす、特別書き下ろし恋愛小説。化粧ケース入り2冊組みの愛蔵版。

【著者紹介】
村上龍 : 1952年佐世保生まれ。武蔵野美術大学在学中の76年、『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞を受賞、ミリオンセラーになり一大センセーションを巻き起こす。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『村上龍映画小説集』で平林たい子文学賞、『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、『共生虫』で谷崎潤一郎賞を受賞。『トパーズTOKYO DECADENCE』『KYOKO』などの映画化で自ら監督。長編小説『半島を出よ』は毎日出版文化賞と野間文芸賞を受賞する。金融と経済のメール・マガジン『JMM』を主宰。2000年より芥川賞選考委員

小池真理子 : 1952年東京生まれ。成蹊大学文学部英米文学科卒業。出版社勤務、雑誌、新聞等のフリーライターを経て、78年、初めてのエッセイ集『知的悪女のすすめ』を発表し、話題になる。85年、初のミステリー長編『あなたから逃れられない』を刊行。89年、短編『妻の女友達』で日本推理作家協会賞を受賞。96年、『恋』で直木賞を受賞。以後、恋愛小説や心理小説を多く手がけ、98年、『欲望』で島清恋愛文学賞を受賞。90年より長野県軽井沢町に在住、短編、長編、エッセイ等、優れた作品を数多く発表している。06年4月刊の長編小説『虹の彼方』で第19回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    今から十年前、「ネスカフェプレジデント25周年記念 美しい時間キャンペーン」のために、村上龍と小池真理子により書き下ろされた短編を収録した企画本。それぞれの短編が独立した冊子として、函入りで収納された豪華な装丁。夫婦の愛の奥深さを描く「冬の花火」、不倫関係ゆえのひたむきな恋の末路としての「時の銀河」。「美しい時間」という同一の主題に対する、二人の作家の差異と相似が読みどころだ。奇しくも、村上龍と小池真理子は同い年。作家としての個性の違いはあれど、それぞれの小説の中に相似が見つかって当然だろう。

  • 深夜 さん

    村上龍『冬の花火』だけ。冬と花火なんて、およそ対極にあって結びつかないイメージが一つになった時、そこには美しい時間が流れていた。気取った比喩なんていらない。ただ美しいものを、大切な人と共に見つめることの重要さ。花火は一瞬の煌めきだからこそ、空いっぱいに美しく輝くのである。それは人間の生命に例えられることもある。死を意識した瞬間から人は、普段は気にも留めないような道端の花にも感動する。何気ない人との会話に心震える。上質な詩を読んだような読後感だが、人生とはそこかしこに散りばめられた詩を拾い集める作業だ。

  • りえ さん

    村上龍さん著の『冬の花火』は、最後に夫妻で花火をみる場面で話が終わるが、とても心に染みる話だった。“花火は一瞬で消えてしまうけど、一体感を刻みつける。誰かとともに見ることで、その人と同じ感情を共有していると気づく”というような一文がとても印象的だった。大切な人と、美しい時間を過ごすことの素晴らしさを感じました。

  • 想像上の集合 さん

    村上龍の『冬の花火』のみ読了。「花火はとてもわかりやすい。花火は一瞬で消えるが、ぼくたちに一体感のようなものを刻みつける。ぼくたちは、誰かとともに花火を見ることで、その人と同じ感情を共有していると気づく」p92

  • pico さん

    村上龍の「冬の花火」のみ読了。メディアでみる村上龍さんのイメージそのままで少々バブリーなのだけれど、この短さできっちりと“美しい時間”が描かれているのは流石流石のいぶし銀の筆力。本を閉じてしばし茫然、静かに泣きました。小池さんのも探さなくては!

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