絶滅鳥ドードーを追い求めた男 空飛ぶ侯爵、蜂須賀正氏 1903‐53

村上紀史郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865780819
ISBN 10 : 4865780815
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
350p;20

内容詳細

謎の鳥「ドードー」の探究に生涯を捧げた数奇な貴族の実像。戦国武将・蜂須賀小六の末裔にして、最後の将軍・徳川慶喜の孫、海外では異色の鳥類学者として知られる蜂須賀正氏(1903‐53)。探検調査のため日本初の自家用機のオーナーパイロットにもなり、世界中で収集した膨大な標本コレクションを遺しながら、国内では奇人扱いを受け、正当に評価されてこなかったその生涯と業績を、初めて明かす。

目次 : 毀誉褒貶の人/ 正氏のイギリス、日本人のイギリス/ ロスチャイルドと絶滅鳥/ イギリス留学中の調査・採集旅行/ 「有尾人」とムクドリを探すフィリピン探検/ ベルギー政府のアフリカ探検隊/ ブルガリア国王ボリス三世/ 空飛ぶ侯爵の帰国/ 日本野鳥の会の出発/ 大回りの帰国/ 戦争中の蜂須賀正氏/ 「マサは天才だったんだよ」/ エピローグ 二〇一四年、正氏の研究が注目される

【著者紹介】
村上紀史郎 : 1947年東京生まれ。『TBS調査情報』の編集を経て、現在フリーランスのエディター、ライター。文学、美術、建築、映画、ワイン、料理などの編集を主に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アーク さん

    戦前と戦中に渡って50年という歳月を駆け抜けた蜂須賀正氏、僕は名前しか知らなかったけれど、本当に乱気流に呑まれる飛行機のような人生を送った人なんだな。世界中の珍鳥を追い求める様子、破天荒のひと言では済まされない私生活、そして否が応でも戦争に翻弄される人生。旅を愛する者としては、こんな自由奔放な行き方をした氏に憧れるな。自分も旅をしているつもりで一気読みできる、楽しい一冊。

  • 志村真幸 さん

     蜂須賀正氏の伝記である。  鳥類学者の側面を重視しつつも、スキャンダラスな人生にも光を当てている。バランスのとれた一冊だろう。  イギリス留学、鳥類学者たちとの交流、留学中のアフリカへの採集旅行、帰国後のアジア各地での調査など、いかにもな大名の末裔による生物研究であり、そのスケールの大きさに圧倒される。  ただ、従来の悪評をただし、人生を忠実に再現することに重きをおきすぎ、博物学的なおもしろみはなおざりにされているようにも感じた。ドードーのことなど、もっと語ってくれてもよかったのではないか。

  • takao さん

    博物学は金持ちの道楽以上のものがある。

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村上紀史郎

1947年東京生まれ。『TBS調査情報』の編集を経て、現在フリーランスのエディター、ライター。文学、美術、建築、映画、ワイン、料理などの編集を主に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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