参議院なんかいらない 幻冬舎新書

村上正邦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344980402
ISBN 10 : 4344980409
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,214p

内容詳細

二院制の原理を否定し、死に体を象徴している国会をそのままにしていいのか。かつて「参議院の天皇」の異名をとった村上正邦、小沢一郎の知恵袋・平野貞夫、元共産党の論客・筆坂秀世が、参議院大改革案を緊急提言。

【著者紹介】
村上正邦 : 1932年福岡県生まれ。柘植大学政経学部卒業。玉置和郎議員の秘書を務めた後、生長の家政治連盟本部で活動。80年に参議院議員に初当選。国会対策委員長を経て、宮澤改造内閣に労働大臣として入閣。その後、参議院自民党幹事長、議員会長を務める。野党にも及ぶ政治的影響力から「村上天皇」との異名をとった。KSD事件により2001年議員辞職

平野貞夫 : 1935年高知県生まれ。法政大学大学院政治学修士課程修了後、衆議院事務局に就職。衆議院議長秘書などを経て92年、参議院議員初当選。自由民主党、新進党、自由党などを経て2003年民主党に合流。議会運営と立法過程に精通する唯一の政治家として高い評価を得る。04年、政界引退

筆坂秀世 : 1948年兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に就職。十八歳で日本共産党に入党。二五歳で銀行を退職し、専従活動家へ。日本共産党国会議員秘書などを経て95年、参議院議員初当選。「共産党のナンバー4」として国会論戦で指導的役割を担ってきた。2003年にセクハラの嫌疑をかけられ議員辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 警蓮社峻譽身阿 さん

    参議院の存在を否定しもっと合理的な二院制や一院制を提示するのかと思いきや。参議院OB(与野党)が今の参議院の立場や振る舞いはダメだ、昔は俺たちはもっとちゃんとやった、とワイワイ対談する本でした。ただし、現憲法下では参議院の存在意義は示せない、6年の長期任期を背景に衆議院を牽制する権限を集約し、政局とは違うところで国政に携わるべきだ、という意見には賛成したい。小泉政権下の2007年発行。だがしかし、今の参議院の存在感を考えたら、当時と比べて改善どころかどんどん陳腐化している様に感じる。

  • ジェンダー さん

    会話形式で書かれていているので読みやすいし、元参議院議員の人が良いあってるからこそ意味があると思います。参議院をよくするためには参議院議員は政党にしばられずに審議出来るようにするのは一番共感できました。他にもあるけど書けるスペースがあるので詳しくは本は読んで欲しいのですが、そもそも衆院で再可決出来る制度はおかしいと思います。それならなぜ参議院で議論したのか意味がないと思います。それならまだもう一度修正して参議院に議論してもらい、可決するまで成立出来ないようにするべきだと思います。

  • KJ さん

    人を変える為には、まず器を変える。器が変われば、自ずとそこに流れ込む人間の形も器に合わせて変化する。ただ確かに言える事は、器の中にいる人間が器の形を変える事は絶対に出来ない。参議院を政局にしてはならない。参議院は長期的視野に立って、大所高所から日本の在り方を考えるべきだ。確かにそうだろう。単なる衆議院の補完勢力であるなら、文字通り参議院なんかいらない。参議院議員だと一目で分かる位の仕組みと人材が必要だ。「政治改革の本丸は政治家改革」だ。偉そうに国民の改革をする前に、自分の身を正すというのは当たり前の事だ。

  • 白義 さん

    引退した政治家たちによる政界四方山話。国会議員の無駄遣い、タレント議員への苦言とだいたいわかりやすいお話で、深く突っ込んだ分析はあまりないのであくまで雰囲気やエピソードの面白さが売りか。肝心の参議院改革案はより参議院を良識の府にするため独自性を持たせる案だが、是非はよくわからない。出自のかなり違う三人だがパーソナリティーに共通点が多いのか座談会は終始穏やかに進むので、読みやすい本ではある。読んで損はない部類

  • Naota_t さん

    読み物としては楽しく拝読させてもらいました。まぁ愚痴大会って感じです。 みなさん、本書には書かれていないけれど、「ノブレス・オブリージュの精神」で政治に向き合っているんだなぁ、というのは伝わってきました。 日本の政治っていうのは職業として「仕事」という感覚が大きいのと、既得権益にすごい拘るのがよくないなぁ、と庶民感覚から感じました。 本書あとがきにも書いてありますが、『参議院なんかいらない』というのは誤りで、参議院をもっといい形にしましょうや、という内容です。

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