めくらやなぎと眠る女

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103534242
ISBN 10 : 4103534249
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
19cm,500p

商品説明

ニューヨーク発 24の短編コレクション!

本邦初登場の「蟹」は、名作「野球場」に登場した作中小説を、実際の作品として書き上げた衝撃の掌編。
短編作家・村上春樹の手腕がフルに発揮された粒よりの24篇を、英語版と同じ作品構成、コンパクトな造本で贈る、ニューヨークで編集された自選短編集。

内容詳細

ニューヨーク発、24の短篇コレクション。

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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これはムチャクチャいい企画ですよね本自体...

投稿日:2019/02/06 (水)

これはムチャクチャいい企画ですよね本自体もおしゃれだし作品も面白いしオススメです。

タカキヨウスケ さん | 福岡県 | 不明

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初期〜 ”東京奇譚集”(1980-2005)の自選...

投稿日:2012/10/05 (金)

初期〜 ”東京奇譚集”(1980-2005)の自選短篇集。前作 ”「象の消滅」 短篇選集 1980-1991” との大きな違いは選者が異なること。そして最新短篇集 ”東京奇譚集” を丸々収録しているため、厳密にいうと選集にはならない(実際、表記されていない)。 お得感はあるものの、このように基準が違うモノを連番で出すのはちょっとフェアではないような気がする。

build2destroy さん | 不明 | 不明

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 『象の消滅』に続く、ハルキ・ムラカミの...

投稿日:2009/12/27 (日)

 『象の消滅』に続く、ハルキ・ムラカミの翻訳小説風短篇集です。  村上さんの短編の中でも評価の高い「めくらやなぎと眠る女」をインターナショナルに刈り込んだリメイク版をタイトルに、あらゆる時代からバランスよく選出された、オムニバス作品集、といった感じがします。  軽いタッチで描かれたデッサン風の作品から、ズッシリとした読み応えを感じさせる重めのストーリーまで、途中に初期のエッセイ風の小品もアクセントに挟みながら、上手く編集された1冊だと思います。  それにしても、「貧乏な叔母さんの話」の冒頭で綴られる”7月の日曜日の午後”の描写を読んでいると、Bee Geesの「失われた愛の世界」よりも、Chicagoの「Saturday In The Park」が頭の中で流れてくるのですが…。

ねずみ さん | 山口県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    村上春樹の短編小説、挑戦の一つ。「鏡」が一番、怖かった。自分が嫌いだがその事実から逃れられない人にとってこれ程まで、怖い物語はないだろう。「人喰い猫」も『納屋を灼く』を思い出す怖さがある。一方で「貧乏なおばさん」はおばさんより、語り手が見た女の子の理不尽の方が心に残る。あの子が幸せになるような世界が貧乏なおばさんがそのままでいられる世界なのかもしれない。「かいつぶり」はカフカの『城』とアリ・アスター監督の短編映画、Beauが合わさったような不思議な作品。個人的に「バースデイ・ガール」がお気に入り。

  • アキ さん

    外国読者向けの24の自選第2短編集。短編を書くのは「喜び」と著者。彼女との出会い、喪失、死、擬人化された動物、哀愁を感じさせ、途方に暮れる終わり方、心に染み入るもの、どれも好み。物語の展開が秀逸な「蛍」、映画化された「ハナレイ・ベイ」、バンド・デ・シネになった「どこであれそれが見つかりそうな場所で」と「バースデイ・ガール」、8頁だけの「スパゲッティ―の年に」、偶然ディケンズの荒涼館を読んでいた2人の話し「偶然の旅人」、日本の文壇の印象「とんがり焼の盛衰」など、久しぶりにムラカミワールドに浸り、幸せな時間。

  • キムチ27 さん

    読み返しだが中身は記憶に残っていない自分に笑える。映像が浮かぶ文章スタイルは好み故に秀逸(7番目の男の顔が波がしらに浮かぶ/夫人亡きあとたむろする猫が夫人を食べつくす/貧乏な叔母さんがやたら話しかけたがる表情/トニー滝谷の得も言えぬ泣き笑いの顔/とんがり焼きを評価して一斉に泣きわめく烏の大群/氷男のダークな内省を思わせる目、表情、霜のついた手/吐きつくした蟹の吐しゃ物に浮き上がるぶつぶつしたモノ等)これを読むと「象の消滅」もセットで読みたくなる。意味が解らぬ極めつけの不条理、シュールなホラーがまさにハルキ

  • 優希 さん

    人を飲み込むような雰囲気のある粒ぞろいの短編集でした。孤独という波が押し寄せ、瞬時に全ての感情を失うような感覚にすら陥ります。短編作家としての村上春樹は人の感情を殺し、心の奥底に何かの襞をのこしていくような、そんな感じがします。この作品の愉しみはジャンルのない文学に浸るということなのでしょう。一歩間違えると戻ってこれないような口を開けた世界が広がっていました。

  • たつや さん

    この本を手に取り、あらためて、村上春樹は世界的な作家だったんだなと、痛感する。なんとなく、海外の作家、の本を読んでるような、気品や余裕をそこはかとなく感じた。少しずつ読んでも楽しめた短編集でした。村上春樹というジャンル。

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人物・団体紹介

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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