政治的思考 岩波新書

杉田敦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004314028
ISBN 10 : 400431402X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
追加情報
:
224p;18

内容詳細

政治への不信感が高まる今こそ、政治をどうとらえ、いかにそれとかかわるかが問われている。決定・代表・討議・権力・自由・社会・限界・距離という八つのテーマにそくして、政治という営みの困難と可能性とを根本から考えていく。私たちの常識的な見方や考え方を揺さぶり、政治への向き合い方を問う全八章。

目次 : 第1章 決定―決めることが重要なのか/ 第2章 代表―なぜ、何のためにあるのか/ 第3章 討議―政治に正しさはあるか/ 第4章 権力―どこからやってくるのか/ 第5章 自由―権力をなくせばいいのか/ 第6章 社会―国家でも市場でもないのか/ 第7章 限界―政治が全面化してもよいのか/ 第8章 距離―政治にどう向き合うのか

【著者紹介】
杉田敦 : 1959年生まれ。東京大学法学部卒業。現在、法政大学法学部教授。専攻は政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きいち さん

    自分たちも政治の当事者なのだ、あいまいな中で話しながら妥協点を目指す意思をもって、日常に向かいたい、近年そんな風に思うようになってきた自分をとても勇気づけてくれる納得度の高い一冊だった。でも実際には、この論理が通じない、自分の外に多様性があること自体が許せないと感じてるような人と、どう合意形成をしていくかがこの先の課題。気づいたのは、この本の考え方がマネジメントや経営戦略の考え方ととても近いということ。となると「損得」と「リスク」は共通言語として大きな武器になる。・・功利主義勉強せんといかんかな。

  • Gatsby さん

    タイトルは堅いが、中身はとても分かりやすい。岩波書店は100周年を迎えるようであるが、昔の難解で歯が立たないような新書は、最近ではほとんどない。本書も扱うテーマこそ難しいが、高校生諸君が読んでも非常に理解しやすい書き方がされている。ただ、内容的にはハッとさせられるような部分もあり、もちろん大人も十分読める。「ポピュリズムとは、多数派にとって不都合な問題をすべて外部に責任があるとすることで、真の問題解決を避ける政治である」という定義は、多くの人が納得するだろう。なんや、あの人のことやん。

  • どんぐり さん

    「みんなで決めよう『原発』国民投票」代表で、政治理論が専門の法政大学教授杉田敦氏が言語行為として政治哲学を語る。政治的に考えるということはどういうことか、決定、代表、討議、権力、自由、社会、限界、距離の8つの視点から問う。政治が民主政治である以上、政治家に要求するだけでは十分ではなく、有権者自身が考えを深めなければならない、そんな気づきを与えるテキスト。

  • 読書家目指すで さん

    アマゾンでは不評 笑。でもこの本は素晴らしい。政治にマニュアルのような1つの正しさ何ぞ存在しないという、政治的に柔軟に自由に思考するための本。所謂、政治マニュアル野郎に陥らないためのマニュアル本。政治学が知りたいなら先ずはこれを読むべきやないかと思う

  • スパイク さん

    まったくもって、この著者の考えかたに賛成!政治のことを語っているのだけれど「選択」「自由」などなど、すごく興味あるテーマについて書かれている。こういう思想がイイですとか、最先端の社会科学ではこうですとかの結論(著者の主張)はない。ただ、問題に対して、「答えるのは、あなたです。」と語られる。そしてその問題は、「実はあなたの中にあるのです。」と。主張があるとすれば、「考え方」について、こういうのどうでしょう的な提案である。今年1,2番を争うイイ本でした。以下、感想いっぱいあるので、コメントに順次書き足します。

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