兵士に聞け 最終章

杉山隆男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104062072
ISBN 10 : 4104062073
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
240p;20

内容詳細

自衛隊とは何か、そして日本人とは何かを問う渾身のルポルタージュ!取材開始から24年。現場の声を拾い続け、自衛隊への意識を一変させた「兵士シリーズ」ついに完結!

目次 : 第1部 オキナワの空(第二〇四飛行隊/ ライト・スタッフ/ オキナワの特別な一日/ 夜空のテールライト/ 任務の特性上)/ 第2部 センカクの海(「秘」/ 世界の艦船/ おにいちゃん/ 状況ニ入ル/ 新妻への最初の頼み)/ 第3部 オンタケの頂き(部隊が燃える/ 山岳聯隊/ 一歩の重さ/ 低体温症)

【著者紹介】
杉山隆男 : 1952(昭和27)年、東京生れ。一橋大学社会学部卒業後、読売新聞記者を経て執筆活動に入る。1986年に新聞社の舞台裏を克明に描いた『メディアの興亡』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。1996年『兵士に聞け』で新潮学芸賞受賞。ノンフィクション、小説、エッセイなど精力的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 樋口佳之 さん

    尖閣国有化がこんなに影響を与えたのかと改めて。政治の世界の判断の重さ。政治的対立を深めるよなあとか思っただけだったし。政治的緊張は軍事的緊張と直結する。スクランブルの多発が思わぬ事態を誘発しないことを祈るばかり。

  • クリママ さん

    1996年発刊の「兵士に聞け」から始まる兵士シリーズ、2017年発刊の最終章となる6作目。本作は「オキナワの空」「センカクの海」「オンタケの頂き」の3章で、個人へのインタビュー、実際の搭乗などから、勤務の内容、現状、自衛官自身のことなどが詳しく記されている。空に自衛隊機を見、高速で自衛隊のトラックなどとすれ違えば、不安な気持ちになり、また、被災地への自衛隊到着のニュースを見れば、ほっとするが、実際の活動はほとんど知らなかった。戦闘機の過酷かつ超人的な任務。国籍不明機侵入の警戒、監視、スクランブルの急増。⇒

  • 信兵衛 さん

    “兵士”シリーズ初期の著作と比較してはっきりとした違いを感じるのは、ビリビリとした緊迫感に満ちていること。

  • Lila Eule さん

    領空、領海を侵犯して野心の実現を執拗に続ける隣国、周辺国があり、どういうことが境界で起きているかが、よくわかった。新聞では知りえない現実を読んだ。周辺国の暴挙を日々防いでいる人々の献身には、つくづく頭が下がる。侵略に晒されていることに目をつむるままでよいはずはないのだが、向き合う自信と知恵がないのも現実なのか。吉田茂の日陰者として耐えよとの言葉でいつまで凌ぎ続けるのか。先送りにはそろそろつけがまわる気がしてきた。

  • カラヤ3 さん

    東日本大震災後の取材活動をもとに書いている。このシリーズを始めたころと比べ自衛隊内の空気が変わってきているようなことを著者が感じていることがわかる。

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杉山隆男

1952年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業後、読売新聞記者を経て執筆活動に入る。1986年に新聞社の舞台裏を克明に描いた『メディアの興亡』(文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。1996年、『兵士に聞け』(小学館文庫)で新潮学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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