日本語の作文技術 朝日文庫

本多勝一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022618450
ISBN 10 : 4022618450
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
追加情報
:
323p;15

内容詳細

「目的はただひとつ、読む側にとってわかりやすい文章をかくこと、これだけである」。修飾の順序、句読点のうちかた、助詞の使い方など、ちゃんとした日本語を書くためには技術がいる。発売以来読み継がれてきた文章術のロングセラーを、文字を大きく読みやすくした新装版。

目次 : 第1章 なぜ作文の「技術」か/ 第2章 修飾する側とされる側/ 第3章 修飾の順序/ 第4章 句読点のうちかた/ 第5章 漢字とカナの心理/ 第6章 助詞の使い方/ 第7章 段落/ 第8章 無神経な文章/ 第9章 リズムと文体

【著者紹介】
本多勝一 : 1931年、信州・伊那谷生まれ。朝日新聞編集委員を経て『週刊金曜日』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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コンパクトながらとても内容が濃い本でした...

投稿日:2018/12/23 (日)

コンパクトながらとても内容が濃い本でした。 少しでも文章書くのをうまくなりたいと思っている人には必読な本だと思います。

Ein さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェルナーの日記 さん

    とても勉強になった1冊。本書に出合うまで何気なく読点を打っていたが、どこに読点を打つくかにより、文章の意味合いが全く違ってしまうことに気づかされた作品だ。小・中・高学校等の教育において明確に論理性に基づいた読点の打ち方を教えていない。自身の経験から学生の頃の記憶を省みても読点の打ち方を教えてもらった記憶がない。しかし本書の著者は、点の打ち方に論理的妥当性が存在すると称して多数の例証を挙げ証明している。また翻訳文についても英語と日本語との文章構成の違いを挙げ迷訳といえる翻訳文が世に横行していると主張する。

  • はっせー さん

    かなり勉強になった! この本は日本語の作文技術という学校であまり触れられてこなかったものについて書いた本である。まず読んでみて、自分達が使っている日本語の難しさに驚愕する。どこに句読点をつけるだけで印象が変わってしまう。また修飾語の重要性について認識させられた。帰国子女の子が英語の文法が苦手であると聞いたことがある。日本人もまた日本語の文法が苦手である。そんなことを感じさせてくれる本になっている。レポートを書く際にまた再読したいと思った!

  • syaori さん

    「読む側にとってわかりやすい文章を書くこと」を至上命題とした作文技術の手引書。小学校で習う主語と述語の関係を中心とした文法は、いつでも「主語を土台に発達した」西欧文法のもので、日本語はそれとは全く別の、述語を「大黒柱」としたシンタックス(統語法)を持つという立場から、述語に注目しながら修飾の順序や読点の打ち方、助詞の使い方などについて説明しているのが特徴で、個人的にはとても分かりやすかったです。修飾語の並べ方や助詞の「ハ」の機能など普段意識していなかったことが論理的に説明されていてとても勉強になりました。

  • matsu04 さん

    文章を書く時、特に修飾語の並べ方やテン(読点)を打つべき位置など、学生時代に読んだ本書を今でも参考にしている。それにしても、大江健三郎の文章や現実の新聞記事等を悪文の実例として取り上げて、これらを分かりやすい文章に作り変えて示すなど、他の著者には絶対できない芸当で、当時の本多勝一には勢いがあったなとつくづく思う。(再読)

  • 井月 奎(いづき けい) さん

    たとえば料理にルールはないでしょうけれども、決まりごとはありましょう。おいしく食べるには調理の基本があるはずで、創意工夫はその後のことでしょう。文章もまたそうであるのです。読みやすい、意味の通じる文章をもとにして、その後に修飾や修辞などを駆使して個性を出せばいいのです。逆ではありません。まるで重力に反するように跳び、言葉をその体で表現するようなバレエダンサーが最初に身につけることは、まっすぐに立つことなのです。文はコミュニケーションで、コミュニケーションは伝わることが第一義なのだと教えてくれる名著です。

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本多勝一

1931年、信州・伊那谷生まれ。『朝日新聞』編集委員を経て『週刊金曜日』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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