訣別の森 講談社文庫

末浦広海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062770453
ISBN 10 : 4062770458
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,413p

内容詳細

戦闘ヘリを無尽に駆った陸自の元エース・槇村は、ドクターヘリ機長として北海道の空を飛び回る日々を送っている。槇村は墜落した取材ヘリを救出、怪我人は自衛隊時代の部下・一恵だった。陸自を罷免された過去が槇村に鮮明に甦る。そして一恵は入院先から姿を消した。圧倒的スケールで謳いあげる男たちの叙事詩。

【著者紹介】
末浦広海 : 1964年、兵庫県生まれ。関西学院大学経済学部卒業。2008年に、第54回江戸川乱歩賞を『訣別の森』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おしゃべりメガネ さん

    読友さんのレビューを読んで、読みたくなった乱歩賞受賞作品です。舞台は北海道の東部(北見〜羅臼方面)とくれば「道東民としては、読まずにはいられない舞台設定です。そんな自然豊かな道東の魅力を余すことなく伝え、キャラ設定もそれほど複雑ではなく、展開もスムーズに感じたのでストレスなく読み終えました。事件としてはそれほど大きな波が起きる展開ではありませんでしたが、その分じっくり&ゆっくりと読むことができました。道東民の方はよりいっそう楽しめる内容だと思います。‘動物愛護’って、なかなか難しいテーマのようですね。

  • レアル さん

    北海道を舞台に、人間が他の生き物の生態系を壊し始めている人害を描く自然保護と、陸自経歴のあるドクターヘリパイロットとその男を一途に愛す女の物語を絡めてサスペンス風に仕上げている。どんな物語も動物が絡むといつも心が締め付けられる。登場人物の心情には少し疑問だが、話が進むにつれ明らかになる真実、そして壮大な自然描写も情景が目に浮かぶよう。そしてエピローク。緊張感のある物語だっただけに、まるで安らぎを与えるかのような終わり方。この終わり方も良い。

  • tengen さん

    末浦広海さんの江戸川乱歩賞受賞作。 ドクターヘリパイロットの槇村は、墜落した新聞社のヘリを発見し、乗組員を救出。 なんとパイロットはかつて心を寄せた自衛隊時代の部下一恵であった。 そしてそれをきっかけにかつての関係者を巻き込みながら槇村の周りで事件が相次ぐ。 全ての根は同じなのか?それは果たして何なのか? ☆彡 北の大地と知床の自然を舞台にそれぞれの熱い思いがたぎる。

  • papako さん

    初読の作家さん。こちらのサイトの感想が気になって。ドクターヘリのパイロットが墜落事故の救助を行うことから事件始まる。北海道だから起こった事件。主人公視点に、取り巻く人々の視点が挿入され物語はすすむ。それぞれの思惑が入り乱れ、そこまでからむのか!というくらい拗れてしまう。親としての思い、愛ゆえの訣別、自然とは何か?多くのことが語られている。盛り込みすぎだけど、スピード感のある文章で一気に読ませてくれました。

  • kirin さん

    第54回江戸川乱歩賞受賞作。物語の舞台は北海道、主人公は元自衛隊員で今はドクターヘリのパイロットをしている。現在と自衛隊員を辞めることになった過去、そして知床の自然保護問題という未来へとつながるサスペンスミステリーでした。文章の荒さは感じますが、道東の広大な空と雄大な大地をヘリやバイクで飛び回り疾走するという情景が浮かんでくるようでした。スピード感溢れる展開で読ませますが、登場人物の誰ひとりにも感情移入できず、少し残念。ラストシーンが印象的でよかったです。

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