原典による生命科学入門 ちくま学芸文庫

木村陽二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480094780
ISBN 10 : 4480094784
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
262p 15cm(A6)

内容詳細

生命とは何か。古代ギリシアで科学が芽生えて以来、人々は生命の神秘に思いを巡らせ、医学・生物学の大発見を絶えず歴史に刻みつけてきた。本書は生命をめぐる人類の長い探究活動のなかから、世界を変えた記念碑的著作10篇を精選。ヒポクラテスの医学とアリストテレスの自然学に始まり、ハーヴィ、デカルトの機械論的人間観、ラマルクとダーウィンの進化論、メンデルとモーガンによる遺伝研究、そしてワトソン、クリックによるDNAの二重らせん構造の発見へ―。時代背景や歴史の流れを概観した解説文を各原典に付し、2500年の歴史を展望できるアンソロジー。

目次 : 1 科学的生命観『神聖病について』―ヒポクラテス/ 2 生命現象の考察『動物部分論』―アリストテレス/ 3 生命現象への実験『動物の心臓と血液との運動に関する解剖学的研究』―ハーヴィ/ 4 生命と機械『人間論』―デカルト/ 5 生命と決定論『実験医学序説』―ベルナール/ 6 生命と進化『動物哲学』―ラマルク/ 7 進化の機構『種の起源』―ダーウィン/ 8 生命の単位、遺伝子『雑種植物の研究』―メンデル/ 9 遺伝子と染色体『遺伝子説』―モーガン/ 10 生命と分子『デオキシリボ核酸の構造』―ワトソン、クリック

【著者紹介】
木村陽二郎 : 1921‐2006年。山口市生まれ。東京帝国大学植物学科卒業。東京大学教授・中央大学教授などを歴任。専攻、生物学・生物学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • トムトム さん

    古代ギリシャ、ヒポクラテス・アリストテレスの生命理解からラマルク・ダーウィンを経てワトソン・クリックまで!原典だから、まあまあ読みにくい。とはいえ、人間が生命をどのように捉えていたかの歴史としては、興味深い。死体の解剖して、心臓・肺・胃・腸ぐらいは感覚的に何してる臓器か分かる。脳・腎臓・肝臓・膵臓などは、何している臓器なのかお手上げよね!

  • ハジメ さん

    本著は『原典による自然科学の歩み』から「生命」の部分を再版したものだそうだ。ほかには「宇宙」「物質」があるそうで、この再版元のも気になるところ。  本著は「原典の――」と銘打っているだけに歴史性をもっている。ほかの生命科学書とはまた違うアプローチがあり、普段は誰それが発見した、とか誰それが述べた、で終わるような出来事を、どういった経緯でどのように仮説を立て、考えていた全体があるのだけれど、後世に伝わるほどの正しさをもったのは部分だけ、というトライ&エラーの過程も載っている。ここが大きな魅力となっている。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    ハーヴィ『動物の心臓と血液との運動に関する解剖学的研究』1628年は、評者の母親が心臓大手術をしていて6年以上なんとか生き延びたのだが、古典と思う。名医でなければもう亡くなっていたと思うと、この人の研究のおかげだと感謝している。また、ベルナール『実験医学序説』1865年は、細胞生物学の佐藤英美先生からのご推薦であって、評者は理数科の生徒に読んでからさらに読むように岩波文庫をあげた(2007年)。「手を導く頭のない器用な手は盲目の道具にすぎず、考えを実験する手をもたない頭は無力でしかない」(122ページ)。

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