田舎暮らしと哲学

木原武一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104373024
ISBN 10 : 4104373028
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
254p;20

内容詳細

自然の中で、のびのび子供を育てたい。房総に居を移したものの、それは予想を超えた困難の始まりでもあった。水道未完備、道路は未舗装、台風の水害、木々の手入れの想像を絶する手間…。そんな毎日も、ニーチェ、ゲーテの言葉や、漢詩、禅の思想があれば軽やかに乗り越えられる。鳥の声に「百人一首」を想い、生業の中にシェイクスピアや『赤毛のアン』を見る。都会のカルチャーセンターに通うことだけが「学び」なのではない。日々の暮らしは、こんなにも学びの刺激に溢れている。現代版『森の生活』。

目次 : 第1章 雨水でご飯を炊く/ 第2章 トンピチャンでプンチプンチ/ 第3章 子供の情景/ 第4章 大人のつきあい/ 第5章 備えあれど、憂いあり/ 第6章 木に囲まれて/ 第7章 「軽井沢」ができるまで/ 第8章 草花に親しむ/ 第9章 ネコのいる庭/ 第10章 居間からバードウォッチング/ 第11章 ハチの季節/ 第12章 はたらく、つくる、たべる

【著者紹介】
木原武一 : 文筆家。1941年、東京に生れる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tu さん

    141 花の名前ひとつ知っただけで、幸福になれるのである。「ラッセル幸福論」

  • マウンテンゴリラ さん

    田舎暮らしは、都会の喧騒や慌ただしさから逃れるための逃避行動ではない。その事を、日々の暮らしの描写から、淡々と諭すように語られていることに好感が持てた。例えば、生活圏をめぐってのハチとの闘争のエピソードなどにそれがよく表れていたように思う。そのような、安全・安心という観点からは、多少負の要素となる面も含めて、田舎暮らしを総合的に考えていかなければならないといういうメッセージとも受け取られた。また、その総合的という言葉の意味が、物質や利便性における損益の合計量の問題ではなく、→(2)

  • 国士無双 さん

    ◯哲学のことはあまり出てこなかったなぁと思ったら、エピローグの記述に納得。「知識を愛するという哲学の本来の意味合いからすれば、田園は哲学の宝庫であり、ひと茎の草も森羅万象にかかわる思索へと誘う力を秘めている。」田舎暮らしの苦労も楽しんでいるかのようで羨ましい。

  • kumonoyukue さん

    映画「人生フルーツ」が、ジャムとパンケーキだとすると、こっちは味噌とキンピラ。田舎暮らしのお手本です。

  • ここ さん

    北海道の片田舎で育った私に、田舎暮らしとはなんたるかを思い出させるような本。 懐かしくも美しく、穏やかであり波瀾万丈な田舎暮らしを豊富な知識をもって綴る素敵な一冊でした。

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木原武一

文筆家。1941年、東京に生れる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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