雨月物語 マンガ日本の古典 28 中公文庫

木原敏江

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122038615
ISBN 10 : 4122038618
フォーマット
出版社
発行年月
2001年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,272p

内容詳細

畏るべきは人の心。深い情愛のかげに潜んだ執念が織りなす妖美怪奇の現象―。流麗な雅文で綴られた上田秋成の怪異小説集から「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の婬」の四篇を収める。木原敏江の巧みな人物造型を得て抒情豊かに蘇る不可思議の物語。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。

【著者紹介】
木原敏江 : 1948年、東京生まれ。1969年「別冊マーガレット」に掲載された『こっち向いてママ!』でデビュー。77年、旧制高等学校に通うふたりの少年を描いた『摩利と新吾』を発表する。この作品は、その後七年間にわたって描き継がれ、明治末から大正、昭和と、三つの時代を舞台に展開する一大大河ロマンに結実した。84年『桜の森の桜の闇』『とりかえばや異聞』の発表で始まった連作「夢の碑」シリーズも、97年まで執筆が続いた大作。85年、同シリーズにより第三十回小学館漫画賞を受賞。『アンジェリク』『大江山花伝』『紫子―ゆかりこ―』は宝塚歌劇団で舞台化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shikashika555 さん

    木原敏江が雨月物語を! と思って読んでみたら、 これ、読んだことあるわ。「菊花の約」の話。 なんで忘れてるのか(笑) 雨月物語から4話。 「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の婬」 「蛇性の婬」は木原敏江さんの解釈が織り込まれていて、私は好きだった。

  • fu さん

    「雨月物語」9編のうちこの漫画で取り上げられているのは4編。妖しげな話が多くて、他の5編も読みたくなった。この頃マンガと児童書で読む日本の古典にすっかりはまってしまったが、大筋を手っ取り早く理解できて良い。長い年月を経て今も読みつがれるだけのことはあって古典の名作は面白い。いつかあらためて原文で読むとしよう。

  • みりん さん

    古本屋で見つけて思わず買ってしまった。木原さんの絵と古典がよく合っていて好き!気が合い、兄弟の契りを結んだ左門と赤穴の「菊花の約」が一番好き。死ぬことも厭わず約束を守り帰る赤穴と、兄の仇討をする左門に信義を感じる。他の話も素敵だけど、基本的に女が不運だったり化けて出たりでちょっといや(笑)古典が苦手な人でも楽しく読めるのでお勧めです。

  • maekoo さん

    源氏物語研究でも有名な国文学者でもある江戸時代の読本作家上田秋成の短編怪談小説集で後の様々な作品にも影響を与えた本作の漫画版! 木原敏江氏の絵が男女の情念や愛憎を妖艶にそして怪奇に描いていて面白いです! 全九篇から特に愛憎・情念に特化した4編、男同士の愛を描いた「菊花の約」、戦乱の世の愛する夫を待つ妻を描いた「浅茅が宿」、祈誓に反した婚礼と夫の裏切りに対する深い恨みを描いた「吉備津の釜」、物の怪に魅入られた男と深い情念を描いた「蛇性の婬」の怪奇四篇を楽しめます! あとがきにもある様に木原氏の脚色も絶品! 

  • ひろ☆ さん

    上田秋成の雨月物語のとっかかりに。9編のうちの4編。

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木原敏江

1948年(昭和23年)、東京生まれ。1969年「別冊マーガレット」に掲載された『こっち向いてママ!』でデビュー。84年『桜の森の桜の闇』『とりかえばや異聞』の発表で始まった連作「夢の碑」シリーズも、97年まで執筆が続いた大作。85年、同シリーズにより第30回小学館漫画賞を受賞(本データはこの書籍が

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