デッドボール 講談社文庫

木内一裕

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062775397
ISBN 10 : 4062775395
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;15

内容詳細

仕事なし、彼女なし、借金あり。とにかくツイてない。律儀なことが唯一の取り柄。そんなノボルに持ちかけられたのは、絶対に失敗するはずのない完全誘拐計画。その報酬は一千万円。人生を立て直すためのたった一度の犯罪。そう誓って受けたこの仕事。だが彼は、身に覚えのない事件の殺人犯になっていた。

【著者紹介】
木内一裕著 : 1960年福岡生まれ。’83年、『BE‐BOP‐HIGHSCHOOL』で漫画家デビュー。2004年、初の小説『藁の楯』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナルピーチ さん

    これは面白い!!冴えない青年“ノボル”がある誘拐計画を持ち掛けられる。フラれた彼女に借金を返すためにその誘拐を実行に移すことになるのだが?!そこから怒涛の様に二転三転と話が進んでいく!ジェットコースターのようなスピード感ある展開に読む手が止まらない😆主要キャラも少なく、各々の個性と役割が際立っていた。やってることは犯罪なんだが憎めないノボルの成長記録がここにあり!

  • utinopoti27 さん

    金なし、彼女なし、ツキもない、律儀だけが取り柄の主人公・ノボルが誘い込まれたディープな世界は、誰も傷つけず絶対安全な誘拐ビジネス、のはずだった・・。重厚かつ奥深い構成とは対極にある木内流サスペンス。軽快なテンポとスピードで二転三転するシナリオの爽快さが生命線だ。ノボルと相方で犯罪のプロ・佐藤、ウソ吐き弁護士・成宮、クソ度胸のヒロイン・愛海らが繰り広げるドタバタ活劇は、視点をぽんぽん切り替えながら駆け抜ける。妙に理屈っぽい会話や、唐突な展開をいちいち気にせず、反射神経で楽しむタイプの作品。まさに一気読み♪

  • chiru さん

    めちゃくちゃ面白かった!! ノリとしてライトだけど、後半にかけて緊迫感が上昇するエポックメイキングな誘拐もの。お人好しで小心者で誠実だけが取り柄の青年が、なりゆきで誘拐犯の片棒をかつぐはめに。穏やかな誘拐劇から一転、誘拐犯VS善人の皮を被ったサイコパスとの、息もつかせぬ攻防戦へ。サイコパスがリーチをかけるラスト。まさかの大逆襲は『さすが!!』ってほめたいくらいパンチが効いて痛快。誘拐のルールをひっくり返す斬新なアイデアと、灰色のヒーローたちに夢中になって一気読みでした! ★5

  • ユザキ部長 さん

    反社会性人格障害のサイコパス弁護士インチキ野郎。ぜっーたいに許さない!「いいか、デッドボールは終わりじゃない。塁に進めるチャンスなんだぞ」自分の人生が不自然にねじ曲げられたとき、それを他人のせいにせずになんとか自分の力で抵抗しようと試みただけ。主人公の背中が語ってくれた。ガチで。エピローグの連打も良かった。

  • ぶち さん

    題名の意味は作品中で、打席に立ってデッドボールとなっても、それは死ではなく塁に出てさらにゲームを続けられること、と明かしてくれています。普通の一般人(主人公)が初めての打席に立った(誘拐犯の一味になった)けれど、即っと死球を受けてしまった(失敗してしまった)。失敗の原因となったのは悪徳弁護士の策略のため。そこからの誘拐犯チームと弁護士の戦いは、智慧を駆使した逆転につぐ逆転の頭脳戦。あれよあれよという間の最終回の攻防は痛快な大逆転劇。勝敗が決した後の3発のクリーンヒット(エピローグ)は爽快そのものでした。

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