わたしの城下町 天守閣からみえる戦後の日本 ちくま学芸文庫

木下直之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480098931
ISBN 10 : 4480098933
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
416p;15

内容詳細

人身供犠は、史実として日本に存在したのか。民俗学草創期に先駆的業績を残した著者の、表題作他13篇を収録した比較神話・伝説論集。 解説・山田仁史

【著者紹介】
木下直之 : 1954年、静岡県浜松市生まれ。東京藝術大学大学院中退。兵庫県立近代美術館学芸員をへて、現在、東京大学大学院教授(人文社会系研究科文化資源学研究室)、静岡県立美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    小柳ルミ子?なわけはない。「お城とお城のようなもの」を訪ねて江戸から西へ、小田原、駿府・・大坂・・熊本から沖縄まで。ゆるゆる巡って行くのだが、皇居の周りでぐずぐず、なかなか進まない。正真正銘「現存天守」を擁する名城より、昭和の「復興天守」とかの話しが断然面白い。特に「あやしい天守」に至っては抱腹もの。機智に富んだ語りは絶品。油断して読んでいると隠れたあてこすりなど見逃してしまう。維新により”無用の長物”と化した「お城」の行く末。戦災で焼失した名城、復興や観光のシンボルとしての「お城」、いろいろな物語が。

  • ひろし さん

    東海道、山陽道を西へ、お城のある町の城に関する歴史だったりエピソードだったりが詳しく滔々と語られる。明治の初め、城は機能的価値を失い破却されていったのだが、彦根城に明治天皇が来られたのがきっかけで、保存に転換することになったという。影響力、大きいですね。

  • yyrn さん

    日本各地のお城の再建にまつわる様々な話が綴られているが、読みながら子どものころ体験した昭和40年代の(お城には全く関係のない)出来事が次々と思い出されて懐かしさが込み上げてくる、ちょっと変わった不思議な本。作者の思い出話や脱線話が盛りだくさんで、そっちの方が断然面白いからか(笑)なお、本筋は敗戦で焼け野原になった日本各地の城下町で巻き起こったお城の復元運動や、再建時の高揚感や、その後の日常に埋没した執筆時の様子などが綴られている。なお、明治維新時にも主を失った城は放置され存亡の危機にあったという話も哀しい

  • 浅香山三郎 さん

    明治維新、太平洋戦争による空襲を経て、一度姿を消した天守閣は、戦後各地の城下町、あるいは城下町でないところにも出現した。それらのなかには、復元どころか、全くの創作された天守閣もあり、近現代のそれぞれの都市の郷土意識と密接に結びついている。〈お城〉の表象というものを軸にすると、近現代が前近代の何を自らの郷土の歴史として選び取り、何を忘れ去つたり捨て去つたりしたか、がみえてくる。

  • なおみ703♪ さん

    今でこそ田舎に住んでいるが小さい時は、お城が散歩で行ける距離にあり、天守閣の下に象や熊や猿もいる動物園で、遊園地もあった。大名行列では槙慎二と写真を撮った思い出もある。さて『わたしの城下町』。明治時代は無用の長物、戦争で城は焼けちゃって、戦後は、お城復興が一大ブーム。城は街のシンボルでもあり、観光で人が集まる場所でもある。レジャー施設に割り切ってしまうか、あくまで本物近くに復元するか‥、城下町のどこもが迷いながら今がある。江戸城から首里城まで訪ね歩いて見えてきたこと、やはり日本人は城が好きらしい。

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