何様

朝井リョウ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103330622
ISBN 10 : 4103330627
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
316p;20

内容詳細

生きていくこと、それは、
何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。
光を求めて進み、熱を感じて立ち止まる。
今秋映画公開予定『何者』アナザーストーリー集。

光太郎が出版社に入りたかったのはなぜなのか。
理香と隆良はどんなふうに出会って暮らし始めたのか。
瑞月の両親には何があったのか。拓人を落とした面接官の今は。
立場の違うそれぞれの人物が織り成す、‘就活’の枠を超えた人生の現実。
直木賞受賞作『何者』から3年。いま、朝井リョウのまなざしの先に見えているものは――。

収録作品(関連人物)
『水曜日の南階段はきれい』(光太郎)
『それでは二人組を作ってください』(理香、隆良)
『逆算』(サワ先輩)
『きみだけの絶対』(ギンジ)
『むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった』(瑞月の父)
『何様』(?!)

ただの前日譚、後日談におさまらない、『何者』以後の発見と考察に満ちた読み応えのある最新作品集。


【著者紹介】
朝井リョウ(アサイ・リョウ)
1989(平成元)年、岐阜県生れ。早稲田大学文化構想学部卒業。2009年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2011年『チア男子!!』で高校生が選ぶ天竜文学賞、2013年『何者』で直木賞、2014年『世界地図の下書き』で坪田譲治文学賞を受賞。ほかの著書に『星やどりの声』『少女は卒業しない』『もういちど生まれる』『スペードの3』『武道館』『世にも奇妙な君物語』『ままならないから私とあなた』、エッセイ集に『時をかけるゆとり』がある。

【著者紹介】
朝井リョウ : 1989年、岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞受賞。受賞作がベストセラーになり、現役大学生作家として注目される。2013年、『何者』で第148回直木賞を受賞。他の著書に『チア男子!!』(第3回高校生が選ぶ天竜文学賞)、『世界地図の下書き』(第29回坪田譲治文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    朝井リョウは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、『何者』の文庫化、映画公開に合わせて出版された二番煎じの寄せ集め短編集です。直木賞受賞作『何者』に比べると、当然ながらインパクトに欠けますが、佳作は多いと思います。オススメは「水曜日の南階段はきれい」と表題作の「何様」です。やっぱり青春は良いですネ。

  • まちゃ さん

    映画化された「何者」のアナザーストーリー集ですが、「何者」を読んでからだいぶ経ったので、登場人物のことはすっかり忘れていました。それでも十分に楽しめました。さすが朝井リョウさん、現代を生きる若者の心の揺れや不安といったものの描写が素晴らしかったです。お気に入りは、『水曜日の南階段はきれい』。荻島夕子さんから神谷光太郎への文集のメッセージが切なく爽やかで心地良かったです。

  • hiro さん

    『何者』のアナザーストーリー短編集。『何者』は朝井作品の中では正直あまり記憶に残っていない作品なので、今回再登場した登場人物が頭の中でつながらなかった。アンソロジーで二編既読だが、『水曜日の南階段はきれい』は印象に残っていた作品だったので、再読しても変わらず好きな作品だ。最後の『何様』は、『何者』の正反対、採用担当者の悩みが興味深かった。全体的に朝井さんらしい短編集で、高校生・女性を描写がうまく、「これまで全身に均等に分布されていたはずの血液に、斑が生まれ始めるのがわかる」等の表現もおもしろい作品だった。

  • Nobu A さん

    朝井リョウ著書2冊目。16年刊行。「武道館」以来約8年振り。好みはさておき、前書ではそこまで感じなかったが、改めて朝井本を読み、心の機微の描写に舌を巻く。特に異性。思わず家族構成が気になりググってみた。回答は見つからなかったが、高校時代はバレーに打ち込み体育会系ぽかったような。物語構成も例えば「指の腹が痛い。汗で滑りそうになるピックを、もう一度ぎゅっと掴む」と唐突にミクロ視点で始まる。定石の全体像を示すマクロ視点からではなく。時折中盤でもこの手法が取られ徐々に全体像を映し出す。他の作家とは一線を画す。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    何者の続編?。就活前後?の短編集。朝井さんらしい感じで中でも水曜日の南階段がきれいが一番よかった。

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