君に降る白 ダリア文庫

朝丘戻

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861343537
ISBN 10 : 4861343534
フォーマット
発行年月
2009年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,258p

内容詳細

高校を卒業してから二年。芹田藍は昼は古本屋、夜は身体を売るバイトをしていた。淡々としている藍を玩具のように扱う客が多い中、愛情を教えてくれたのは自分の身体を一切求めてこない客、成瀬恵一だった。平凡なサラリーマンで、温かく純粋な成瀬。だが彼に心惹かれるも、過去の出来事から自分自身を認められない藍は、遠ざかることしかできず―。切なく心揺れるラブストーリー。

【著者紹介】
朝丘戻。 : 2月19日生まれ。東京都出身・神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ムック さん

    麻生さんの挿絵もあって、全体的にセンシティブな雰囲気の作品だった。そして古本屋の店主が最初の印象が良かっただけにかなりショックだった…。出会いはどうであれ、結果的に幸せな気持ちを持つことが出来て良かったね。

  • Romi@いつも心に太陽を! さん

    丁寧に構築された二人の世界。しんしんと雪降る夜に、少し離れて佇むような。その一歩をなかなか踏み出せなくて。藍がなぜ、あえて夜のバイトをしていたのか腑に落ちない点もあるが、そこで出会った二人はいわばどん底の状態だったんだと思う。浮上してゆくには互いの存在なくしては叶わなかった。深い愛はここまで人を思いやれるのか。朝丘さんのあとがきも人柄が表れていて良かったです。

  • セシル さん

    4年ぶりの新刊。初のBLレーベルからの出版で期待と不安がありました。しかし作風は変わることなく今回も泣けました。著者の持つ独特な文章表現は以前より鋭さを増し、「痛いのに優しい。」矛盾している事をさらりと結びつけるセンスには脱帽。ああ、朝丘さんの作品だなぁ…。と感慨深かった。1つの作品をとても丁寧に紡がれている。揺らぐ事のない作風と執筆にかける真摯な姿勢はとても好感が持てる。一点、藍の背景が曖昧で自虐的になる内面だけがすんなり落ちてこなかったのが気になる。でもハッピーエンドで本当に良かった。

  • 辺辺 さん

    朝丘さん作品初読み。透明な詩的流れのある文章がかなり好み。セリフ、語彙、言葉選びが丁寧で、心情や風景描写が穏やかなのに、痛みや切なさが胸を刺すように鋭い。雰囲気や空気感を大事にする作家さんの真剣さが窺えて、感心し、そして、その溢れる感性と表現力に脱帽。途中まで、藍のネガさにイラったが、お兄ちゃん(笑)の叱咤セリフで解消。成瀬さん、素晴らしいキャラで、惚れちゃいそう。

  • シンクウ さん

    この作品を読書中、BUMP OF CHICKENの「ひとりごと」を幾度も思い起こした。あの曲は別段恋愛云々を唄っている曲では無いけれど、なんというか…今作と上記の曲が与えてくれた暖かな印象が、私の中でとても柔らかに共鳴して、心にジンと響いて馴染むのだ。なんだか思わずニヘラ〜ンと口元が綻び頬が緩んでしまう、純度ぴかいちのアイくるしい物語でした。しかし成瀬さんの徳の高さといったら…私にも白が降ってきたような読後感(笑)

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