アベノミクスの終焉 岩波新書

服部茂幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004314950
ISBN 10 : 400431495X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
204p;18

内容詳細

政府と日銀が紡ぐ「アベノミクスによって日本経済は回復しつつある」という「物語」。しかし、それは真実なのか。異次元緩和の始まりから一年がたった今、いくつもの「つまずき」を抱えたアベノミクスの実態が明らかになっている。政治のレトリックに惑わされることなく、客観的なデータにもとづき、警鐘を鳴らす。

【著者紹介】
服部茂幸 : 1964年大阪府生まれ。1988年京都大学経済学部経済学科卒業。96年京都大学博士(経済学)。現在、福井県立大学経済学部教授。専攻、理論経済学(マクロ経済学、金融政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    マクロ経済学の参考に読んだ。実際のデータと突き合わせてアベノミクスの有効性を検証している。今度は賛成派のかたの著書も読んでみよう。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    3本の矢は、別個に理論的基礎を持つと同時に、整合性も分らない(C頁)。異次元緩和のつまずき:家計は労働によって賃金を稼ぎ、消費に使っている。賃金と所得が急減する状況では消費増加はない。賃金↓、消費↓(20頁)。世界一企業が活躍できる国=世界一労働者や庶民が痛めつけられる国だと思うが。不平等が社会を荒廃させる:格差が大きいと精神病や麻薬が蔓延。肥満で平均寿命を縮める。10代妊娠が増加(ウィルキンソン&ピケット2010、146頁〜)。

  • ゆう。 さん

    アベノミクスに対する、良心的立場からの批判書だと思います。僕は経済学が得意ではないですが、経済成長率にとって大きな政府か小さな政府かは関係がない事実や、結果の平等の重要性など、学ぶことの多い本でした。アベノミクスの成長戦略は、大企業減税と大型公共事業、働くルールの規制緩和などがあげられますが、それはトリクルダウンが生じることが前提となって進められています。しかし、著者は実質賃金は低下し、トリクルダウンは生じていなく、一部の富裕層だけが豊かになる仕組みだと批判します。多くの学ぶべきものがありました。

  • Francis さん

    再読。4年半ぶりに読んだ。出版時点ではアベノミクスはまだ1年しか続いていなかったのでアベノミクスの効果はないとの仮説はあまりにも時期尚早だったのだが2019年現在では服部先生の仮説はほぼ証明されつつある。それは服部先生が日本経済は超低金利政策を採用しお金が沢山流通しても需要喚起につながらない「流動性の罠」に陥っていることを見抜いていたからで慧眼であるという他はない。大恐慌の研究者ベン・バーナンキFRB元議長が2000年代のバブルを否定していた例を挙げて経済学者は誤りがちであることにも警鐘を鳴らしている。

  • メタボン さん

    ☆☆★ 書かれた時期がまだ早かったのか、10月の追加緩和後の状況も考慮すれば、また違った結論になったのでは。経済の予測は難しい。タイトルは売らんかなの姿勢が目についていただけない。

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服部茂幸

1964年大阪市生まれ。現在、同志社大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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