VR原論 「現実」を再定義するテクノロジーの正体

服部桂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784798158945
ISBN 10 : 4798158941
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
服部桂 ,  
追加情報
:
368p;22

内容詳細

Google、Apple、Facebook、Amazonをはじめ、名だたる企業がVRに参入している。VRが普及した未来の世界はどうなるのだろうか。実用化が進むVRだが、その多くのコンセプトは研究初期と変わっていない。当時を振り返りながら今後の発展を見据えることで、「VRが本当に目指していること」を理解できるだろう。本書では、VRを取り巻く技術革新の系譜をまとめ、大きな全体像の中にVRを位置づけることで、テクノロジーとしての文脈を明確にする。日本のVR研究者、開発者、ビジネス関係者に読み継がれてきた史上初のVRの本『人工現実感の世界』(工業調査会)。大幅な加筆を行い、待望の再版。

目次 : 第1章 人工現実感とは何か?(人工現実感の世界へようこそ/ 鏡の国への旅―3人の祖父達の軌跡 ほか)/ 第2章 走り出した人工現実感研究(ロボットと人間が一体になる日―通産省工業技術院機械技術研究所/ 軍事用遠隔制御ロボット、グリーンマン―アメリカ海軍海洋システムセンター ほか)/ 第3章 Reality Engine Builders 人工現実感を実現する製品(VPL社―データグローブ、アイフォン、RB2ほか/ エクソス社―デクストラス・ハンド・マスター ほか)/ 第4章 人工現実感の応用と展望(創世紀から幼年紀へ/ 街へ出た新しい現実 ほか)

【著者紹介】
服部桂 : 1951年生まれ。早稲田大学理工学部修士。1978年に朝日新聞入社。1980年代に米通信系ベンチャー企業出向後、MITメディアラボ客員研究員。科学記者、「ASAHIパソコン」副編集長、「DOORS」編集委員、「PASO」編集長などを歴任。1994年に朝日新聞初のインターネット連載。その後、デジタル面、beを担当。2011年からジャーナリスト学校でメディア研究誌「Journalism」を編集。2016年に退職後は関西大学客員教授、早稲田大学、女子美術大学、大阪市立大学で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミライ さん

    約30年前に出版された史上初のVR本「人工現実感の世界」に大幅加筆を行った再販本。「人工現実〜」の内容はあえて変えずに当時の文章がそのまま収録されている。インターネットやパソコンも普及していない時代のものだが、「これ本当に30年前の書籍?」と思うくらい今読んでも色褪せない内容に驚き、どうやらVRの目指す世界は30年前から変わってないようだ。文章だけでなく、写真・画像もふんだんに使い解説されているので、非常にわかりやすいのも〇。加筆部分では、ここ30年のVRの歴史もフォローされており、非常に読み応えあった。

  • shikada さん

    VR開発・普及の歴史を振り返る一冊。本書は、1991年に出版された第一次VRブームについての本「人工現実感の世界」に加筆したもの。近年のVRブームは二次的なもので、1990年頃から、VRは注目されていた。現在普及しているVR製品も、第一次ブームのころすでに構想されていたものが多い。ただ、当時は今と比べてデバイスが高価で重く、かさばるものだった。現在はデバイスが安く高性能になり、FacebookがVRを用いたコミュニケーション空間作りを進めるなど、一般ユーザーが手軽に使えるVRサービスが増えている。

  • スプリント さん

    SFの世界だったVRが現実的なところまで研究・開発されていることが嬉しい。VR研究の歴史がよく理解できます。

  • オシム さん

    VRの歴史書。1980年から90年ごろまで、VRの業界で何が行われていたかを書いている。触覚グローブや3次元上で物を見る工夫など今様々な業界で試みられていることのプロトタイプとでもいうべき技術がたくさん出現していた。こうしてみると、PCのスペックや3D環境が追いつかなかっただけで、当時から思想としてはほとんど変わっていないのかもしれない。 追記では30年に起こった出来事に対する筆者の見解と、著名人による対談が収録されている。対談はテクノロジーに対する個々の受け取り方の違いが浮き彫りになり面白かった。

  • Entac さん

    2019年の後半にVRヘッドマウントディスプレイのOculusQuestにどハマりして、「なにかVRに関する解説本はないか」と大きめの本屋にて見つけた数少ない1冊。 1991年に刊行された「人工現実感の世界」なる当時のVR研究をまとめた本に、最新の解説と関係者の対談を追加して発行された本です。 内容は、VRという技術を特に追っていたわけではない自分にとっては「え?30年以上前にこんな事やってたの?」という驚きの連続でした。今のOculusやPSVRのような形状のデバイスはずっと昔からあったんですね。

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