妹島和世論 マキシマル・アーキテクチャー 1 建築・都市レビュー叢書

服部一晃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784757160705
ISBN 10 : 4757160704
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
19

内容詳細

“私”と“世界”の亀裂に向き合った妹島和世の世界を縦横に読み解く新世代の建築批評。

目次 : 序 きっと「作品」が悪いのだ/ 1 亀裂は絶対見過ごせない―「妹島和世の原風景」/ 2 建築論に食らいつけ―「多木・篠原・伊東・坂本のちょっと難しい建築」/ 3 家具もまた建築である―「大橋の建築家具・倉俣のヒエラルキー批判」/ 4 最初の亀裂、躓きの予感―「キャラクター論の失敗とコーリン・ロウ」/ 5 どうして覆われなければならないのか―「伊東事務所からの巣立ち」/ 6 同一化から相互規定へ―「“PLATFORM2”と“再春館”」/ 7 追いかけるほど遠ざかる世界―「地面・外形・ファサード・時間」/ 8 許してみる、頼ってみる、ただし慎重に―「ラカトン&ヴァッサルと“芝浦”のブレース」/ 9 誰がやわらかくしたのか―「西沢立衛の手弱女ポエジー」/ 終 私であり、作品であるもの

【著者紹介】
服部一晃 : 1984年生まれ。2007年東京大学工学部建築学科卒業後、パリ・ラヴィレット建築大学に留学。その後、東京大学大学院難波和彦研究室を2010年に修了。現在、隈研吾建築都市設計事務所(KKAA)勤務。大学卒業制作の世界コンクール「Archiprix 2009」グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネオジム坊 さん

    全体的に資料的実証性に乏しく、「妹島論」と大上段に構えるのは若干尚早に感じられた。個人的には《再春館製薬女子寮》にレムの《エグゾダス》との類似を見た点が非常に興味深い。しかしながら、とりわけ妹島の修論を彼女自身の回想に引きずられて“失敗”と評したのは、やや表層的に思われる。妹島がカントリー・ハウスに興味を抱いたきっかけを資料だけで読み解くのは限界があるのだろう。その点でオーラスヒストリーに踏み込んでもよかったのではないかと思う。

  • Gen K さん

    感想を書くことが難しい。 妹島さんを深掘りされて、建築を生業としていない私からすると、氏を作家とみるのか、現代建築家とみるのか、はたまた哲学者、思想家、サイエンティストとみるのかなど、オープンな見方についても可能性が開ける良書であった。 同時代に生き、同じ問題意識を持ちえるが、「私」ということでいつまで経っても埋まらないものもあるだろう。 妹島さんの情報はネットにあまり載ってない気がするので、先輩達にどのように影響を受けてきたを紹介し、設計手法を解説し、精査、整理していただけて、とてもありがたい。

  • ai さん

    妹島さんが建築家としての強度と、生活者としての人間味との間にある「断絶」に対して取り組んできたことについてのアプローチ。普段は人事の仕事をしているのだけど、なぜかとても共感した。会社組織と社員ひとりひとりの両方に向き合うという両極について、ミニマム志向では切り捨てるしかないけれど、マキシマイズで紆余曲折取り込んでいく。基壇やラカトン&ヴァッセル、曲線については、様々な現代の問題や「仕事」に役立つ発想だと思う。

  • 鯨、或は山田 さん

    「妹島和世論」のひとつというか、妹島和世を著者はどう捉えているか、というか、妹島の思想を俯瞰で見るというほどには客観的にはなっていない。徹底的な資料あつめ、取材というのはなかなか難しいのだろう。

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服部一晃

1984年生まれ。2007年東京大学工学部建築学科卒業後、パリ・ラヴィレット建築大学に留学。その後、東京大学大学院難波和彦研究室を2010年に修了。現在、隈研吾建築都市設計事務所(KKAA)勤務。大学卒業制作の世界コンクール「Archiprix 2009」グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行され

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