サンサン

曹文軒

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784925108263
ISBN 10 : 4925108263
フォーマット
出版社
発行年月
2002年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,447p

内容詳細

文化大革命直前の中国の田舎の村。少年サンサンをとり囲む世界はすべてが新鮮であった。小学校の級友たちとの交わり、かげりを漂わす転校生の少女など、生の歓びをうたう傑作長編。中国金鶏賞最優秀作品賞受賞作。

【著者紹介】
曹文軒 : 作家。北京大学教授。中国作家協会会員。1954年1月、江蘇省塩城に生まれる。82年に発表した「弓」で、過酷な運命に立ち向かう強い少年像を創り出して注目され、新しい児童文学のリーダー的役割を担う。創作のほか、『中国80年代文学現象研究』『思惟論』などの著書もあり、研究、評論活動にも力を注ぐ。92年9月NHKの番組「アジアからの発言」のため初来日。93年秋から95年春まで客員教授として東京大学に在籍。作品多数。そのほとんどが、生まれ育った塩城という水郷地帯の貧しい農村を背景に、子ども時代に見聞きした物事や出会った人々をモチーフにして、人間を、人生を描く。台湾でも多くの作品が出版され、好評を博している。妻・左珊丹との共著『川底の町』もある。『サンサン』で中国作家協会優秀児童文学賞をはじめ、多くの賞を受賞。「草の家」のタイトルで映画化もされている

中由美子 : 長崎市に生まれる。ふとしたことから中国語と出会い、近代の中国と日本の関係に関心をもち、中国児童文学と幸せな出会いをして現在に至る。日中児童文学美術交流センター理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • がらくたどん さん

    レビューを拝見して。60年代文革前の田舎の小学校の校長先生一家の息子サンサンを中心に同級生たちとの遊んだり喧嘩したり拗ねたり労わったりちょっぴり恋したりという日常が描かれる。裕福でもないし現実的な「大人の」事情に無関係でもいられない子供たちだけれど必ずどこかでそっと見守っている人が現れる共同体の暮らしは「異国だから」「昔だから」という枠を超えて読むものに不思議な安堵と希望をもたらす。社会の凶暴性が容易く子供に及ぶ「現代性」を描く物語とは対極をなす、おそらくどの時代でも守りたい真心の一線を堅持する物語。

  • waraby さん

    国際アンデルセン賞作家賞の曹文軒さんの作品。文化大革命直前の中国の田舎を舞台に、主人公サンサンとそのまわりの人々が生き生きと描かれている。各章ひとりひとり取り上げられるのだが、どの章もとてもよかった。ところどころに若山静子さんの絵があって、これがまたしっくり合っている。映画化され、日本でも『草ぶきの家』として公開されたとのこと。

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人物・団体紹介

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曹文軒

中国の児童文学作家。北京大学文学部教授。2016年国際アンデルセン賞作家賞受賞、2021年に本作『わたしを 描く』でボローニャ・ラガッツィ賞フィクションの部優秀賞

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