菊と刀 日本文化の型 講談社学術文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061597082
ISBN 10 : 4061597086
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
追加情報
:
15cm,423p

内容詳細

第二次大戦中の米国戦時情報局による日本研究をもとに執筆され、後の日本人論の源流となった不朽の書。日本人の行動や文化の分析からその背後にある独特な思考や気質を解明、日本人特有の複雑な性格と特徴を鮮やかに浮き彫りにする。“菊の優美と刀の殺伐”に象徴される日本文化の型を探り当て、その本質を批判的かつ深く洞察した、第一級の日本人論。

目次 : 研究課題―日本/ 戦争中の日本人/ 「各々其ノ所ヲ得」/ 明治維新/ 過去と世間に負目を負う者/ 万分の一の恩返し/ 「義理ほどつらいものはない」/ 汚名をすすぐ/ 人情の世界/ 徳のジレンマ/ 修養/ 子供は学ぶ/ 降伏後の日本人

【著者紹介】
ルース・ベネディクト : 1887〜1948。ヴァッサー・コレッジ、コロンビア大学卒。同大講師および助教授、客員教授を歴任。専攻は文化人類学。アン・シングルトンのペンネームで、詩人としての顔も持つ

長谷川松治 : 1911〜98。東北大学法文学部卒。東北大学名誉教授、東北学院大学名誉教授。専攻は言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆかーん さん

    日本人でさえもきちんと理解できていない「精神と文化」の考え方を、まだ一度も日本に来たことのないアメリカ人が、詳細かつ的確に捉えて論じていることに驚きました。 東洋と西欧の考え方の相違、天皇への無限の恩恵、受けた恩を返そうとする義務についてなどを、西欧と比較し冷静に分析されていることに感心しました。また日本人は恥辱を嫌がり、罪の重さより恥じることに重きをおくという考えは、宗教上の違いも関係しているように感じます。菊の優美さと刀の鋭さを象徴させる「恥という文化」は、日本人そのものを表現しているのでしょう…。

  • すしな さん

    063-23.菊と刀に表される日本人の二面性については、言われてみると思い当たるところは大いにありまして、普段のコミュニティにいるときはおとなしく、そこから出た時に大胆になるのは、恩と義理から開放されるからなのだなぁと思い至りました。この本が書かれてから80年ぐらい経っていますけど、日本人は長年欧米の影響を受けてきて変わってきたとは思っていましたが、未だにこの本のままの所も多いので、やはり日本独自のアレンジで進んでいくのかもしれないと思いました。日本人とは?ということについての本質を捉えている本でした。

  • 優希 さん

    第二次大戦中の米国戦地情報局による日本研究をもとに論じています。後の日本人行動や文化を分析し、背後にある独特な思想を解明しているのに興味を持ちました。日本人特有のあり方を浮き彫りにし、日本文化を深く洞察しているので、日本人論として優れていると思います。

  • inami さん

    ◉読書 ★3.5 著者は日本研究の仕事を委嘱され、日本人がどんな国民であるかということを解明するよう依頼を受けた。本書は日本を征服し日本を占領統治するという戦争目的のために書かれたが、本書の発行が1948年(昭和23)ということ、さらに著者は一度も日本に来たことがない、というのにこの内容はとても驚きです。日米の美意識の違いは「米の罪の文化」、「日本の恥の文化」、罪は救済できるが、恥は救済できず・・とはよく言うが、本書でいう人情・徳・恩と義務そして義理は、日本人のアイデンティティを象徴・形成する言葉なのか?

  • ビイーン さん

    本書はアメリカの戦時情報局による日本研究がもとに執筆されているそうだが、我々日本人は敵国のアメリカ人を同様に研究していなかったのではないか。まさに孫子の兵法にある通り「敵を知り己を知れば百戦危うからず」だったか。

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