狂気の沙汰も金次第 新潮文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101171036
ISBN 10 : 4101171033
フォーマット
出版社
発行年月
2006年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,489p

内容詳細

確固とした日常に支えられたこの地平を超えて遙か向うを眺めれば、果しなく自由で華麗なる狂気の世界が拡がる―著者は、あたかもささやかな身辺雑記を綴るかのごとく筆を進めながら、実はあなたをアイロニカルな現代批評と潜在的狂気の発掘へと導いてくれるのです。随筆のパロディとも言えるユニークなエッセイ118編は、山藤章二の傑作イラストとコンビを組んでいます。

目次 : 随筆/ パチンコ/ 討論/ 電話/ 煙草/ 蒸発/ カボチャ/ 保険/ 童話/ エノケン〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    神戸市垂水のパチンコ店に来る変な客、ジャーンと鳴る黒電話、こんな地域ネタや時代ネタから始まり下ネタ・汚物ネタの渦に巻き込まれていくスリルと快感。陰嚢の腫れ物から滴る血を押さえていた女性用生理用品を商店街の真ん中で落とす話、駅の痰壺の中身がいかに美味かをSF作家の想像力を駆使して描く話、フナに苛められ犯される金魚といった生物ネタから、寄生虫・悪食など戦時ネタへ。狂気が日常から溢れて本の中を踊り回り、宇宙的ジャズ的ハチャメチャな新しい生命観へ駆け抜けていく。これって、メタモルフォセス群島への大いなる助走では?

  • i-miya さん

    2014.01.30(01/30)(再読)筒井康隆著。 01/30 (解説=堀晃) 筒井は作品から想像して、気狂(きちが)いじみた人物ではない、礼儀正しい。 熱心な読者からは常識である。 その常識を改めて書いたのがこの本である。 本書は随筆集である。 「随筆」というタイトルの随筆から始まっているこの本。 新聞連載。 随筆集のパロディともいえる。 大阪時代、東京時代、神戸時代。 青山、梅ヶ枝、垂水。 青山時代=あらえっさっさーの時代。 

  • detu さん

    高校生で読んだのが初めて。当時あまりに面白くて読み返すこと数回、あれからウン十年過ぎ手いいオッサンとなった今読んでも面白いと思う。殆ど覚えていた。ただ今の時代ではおおいに顰蹙を買うような件も多々。筒井康隆は20代後半まで貪り読んだ。多分に今現在のネジ曲がった人格形成に影響していると思う(笑)

  • GaGa さん

    このエッセイは全集にも載せられているが、山藤章二氏のイラストは載せられていない。なので、この文庫本は今や貴重品かもしれない。当然エッセイだけでも面白いが山藤氏のイラストは、エッセイの内容を補足するかのようで素晴らしい。

  • kinupon さん

    筒井康隆ワールド全開の本です。切り口も鋭いし、内容も今もってあせていません。恐るべし筒井康隆・・・・。

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