果てもない道中記 上 講談社文芸文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061982987
ISBN 10 : 4061982982
フォーマット
出版社
発行年月
2002年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,446p

内容詳細

『大菩薩峠』の開巻劈頭、老巡礼が理由もなく机龍之助に斬り殺される。死と背中合せの病床にあった著者は、この老巡礼に自らを重ね合せて理不尽な死に想いを馳せる。こうして、不朽の名作『大菩薩峠』探索の旅が始まる。激動の幕末を流浪する盲目の剣士机龍之助を追跡しつつ、著者の筆は、時に作者中里介山の思想に及び、また自らの体験や感想に言及して、自在に飛び交う。

目次 : カルマの一角/ 「死の棘」のえにし/ 雪中吹笛/ 何が怕いか/ 転向と故郷喪失/ 縁のもつれ/ 執念/ 間の山節/ 古文化第三地層の説/ 二羽の蝶/ 家庭の幸福/ 本所弥勒寺橋/ 亡霊の食物/ 死中の生/ 朝湯の噂/ 荒野和讃/ 夢幻街道/ 上野原月見寺/ 「正当」なら人が斬れるか/ 『青頭巾』の寺/ 両国橋裏通り/ 死後に続くいのちそのもの/ 魂に帰るべき家郷ありや

(「BOOK」データベースより)

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