枕草子REMIX 新潮文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101351179
ISBN 10 : 4101351171
フォーマット
出版社
発行年月
2007年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,278p

内容詳細

あなたとは絶対に気が合う!千歳年上なのに同じ時代の親友のよう―。酒井順子が絶賛するお相手とはかの「清少納言」。大人になって読み返した『枕草子』は心から共感できることばかり。男・友達・恋・ブス・おしゃれ・老いetc.いつの世も変わらず女が気にするこんなトピックを、清少納言はどう見ていたか。平成の女言葉に大胆に変換した訳文も楽しい。清少納言にちなむ京都ガイド付。

目次 : リミックスものづくし(「女同士」というもの/ 「男」というもの/ 「キャリア」というもの/ 「待つ」ということ/ 「イベント」というもの ほか)/ 枕草子観光(清水寺/ 下鴨神社/ 逢坂の関/ 伏見稲荷大社/ 長谷寺 ほか)

【著者紹介】
酒井順子 : 1966(昭和41)年東京生れ。立教大学社会学部観光学科卒。コラムニスト。高校在学中に泉麻人氏に見込まれ、雑誌に連載を持つ。大学、3年間の会社員時代も、本業を満喫しつつ複数の連載をこなし、円満退職後、ついに本職に。若い女性を中心に“酒井節”のファンは多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    誰もが知っている『枕草子』。とりわけよく知られた冒頭の「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは」だが、これが清少納言が徹夜明けに見た情景というのは、なかなかの慧眼。本書は千年も前に書かれた『枕草子』が、意外にも現代に通じることを示してみせた書。「他人の褌で…」といった感は否めないものの、まずはいいところを衝いていると言えなくもない。なにしろ1000年の隔たりを越えようというのだ。多少の無理は、いたし方のないところ。清少納言派と紫式部派―著者は当然、清少納言派。つまり、情緒派ではなくて知性派なのだ。

  • みえ さん

    面白かった。清少納言が、というか、あの時代の人が自分と同じように、男の人ってなんでこうなの?とか、女のこういうとこ嫌いとか言ってたのかと思うとなんか嬉しい。

  • Y2K☮ さん

    ユーモラス且つ真摯な入門書。大人の女目線からの自由な解釈で遊びつつ、作品と著者の背景に迫っている。清少納言は悪口も自慢もそれと自覚した上で書いていた、最低限のラインを踏み越えぬバランス感覚に長けていた、との見解に同意。無邪気さと冷静さの二面性。定子のイメージをよくしたいという意図はあったにせよ、あざとい計算は感じない。苦労を重ねた大人でありつつ未だ天真爛漫。だからこそ安心して「春はあけぼの」に代表される普遍性を帯びた鋭い感性を楽しめる。枕草子に惹かれる理由が何となくわかった。このREMIX、いとをかし。

  • kana さん

    枕草子、まさかの泣ける、まである。中学で国語の先生にこの本をおすすめされた時には数ページ読んでこてこての超訳に胸焼けする感じあったのに。枕草子執筆時の清少納言と同年代になってみると、酒井順子氏のREMIX力の高さや現代版比喩の巧さのせいもあるけど、身分主義思考や女性観に圧倒的差異を感じつつも、恋愛観とか老いとの向き合い方とか仕事観とか同じ感覚を持っている箇所が随所にあり感情が揺さぶられる。そしてこの自由に好き嫌いをリストアップして綴る作品がベストセラーになる平安の貴族社会って案外奔放なところもあるのかも。

  • coco夏ko10角 さん

    軽くて読みやすい…けど、ちょっと軽すぎるかも。著者による〈今だったらこんな感じ?〉バージョンが「何か違うような…」みたいなのも結構あるし。 でも枕草子が前より身近に感じるような気がする。最後の枕草子観光が羨ましい。自分もやってみたいなぁ。

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