告白 中 岩波文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003362297
ISBN 10 : 4003362292
フォーマット
出版社
発行年月
1981年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,344p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • Gotoran さん

    本書は第2部第7巻〜第9巻を収録。思想家ルソーの人となりを知ることができる自叙伝ではあるが、今まで(上巻)の少年時代に比べて(本書)青年時代では作家になった後の不幸な後半生で、著作や音楽分野で名声を得るも自己改革により思想を自らの生き方として実行していったものの、当時の社会からには受け入れられなかったと云う。被害妄想の影響下で人間関係に悩み被害妄想的になっていく様子を窺い知ることができる。

  • イプシロン さん

    尊敬する人の言葉からの連想は、どうしたって美化してしまうもの。高潔な理想を掲げ、純潔に誠実に、真摯な思いやりをもって生きんとしたルソー。彼とは対極をなすように乱れた世相と人の心の対立から起こった、孤立の兆しと友情の破たんが実に悲しい。ルソーだけを見ているとこのようなものは見えてこないのかもしれい。当時の世相までの流れは、大航海時代→宗教改革→基教両派の対立(30年戦争・ヴェストファーレン条約)→アメリカ・アジア・インドの植民地化とその利権をめぐる植民地での無数の戦争→黒人奴隷貿易と白人優越主義の勃興→

  • ころこ さん

    「そういったわけで、三番目の子供の、はじめの二人同様、孤児院にいれられた。その後の二人も同様である。」ルソーとテレーズの関係は分かりにくいのは、最初はほんのなぐさみのつもりで手を出したのに深入りし、「一人の伴侶をこしらえた」と言いつつ、「赤ん坊は、普通を形式にしたがって、産婆の手で孤児院の事務所へ」次々と預けられている一貫性の無さです。ルソーの対応はどんな理由があろうとも非難されます。さらに気持ち悪いのは、彼の性的な部分と知的な仕事に分裂があることです。教育論『エミール』を書くことは、彼にとってどの様に整

  • ソングライン さん

    ヴァランス夫人との愛人関係に終止符を打ったルソーはパリに移ります。自分の進むべき道に悩む彼は、ある学問の意義についての懸賞論文の募集を知り、自分の天命を悟ります。また、生活費のために書いたオペラが買い上げられるという才能を示します。パリで愛する人テレーズとの同棲生活が始まりますが、彼女との間に出来た5人の子供の悲しい、非情な運命の告白は何故なのかと心凍らせます。そして、友人と思われていたデピネ夫人と才人グリムの非情な裏切りに傷つくルソー、彼の学問はこの後どう完成していくのか、下巻へ。

  • rinakko さん

    “ああ! 永らく真実の恋を知ることのなかったわたしだが、今ここに、わたしの心も、官能も、恋にたっぷり延滞金を払っている。片思いでさえこれほどのときめきを感じるのなら、相思相愛のひとのそばにいるときのときめきはいったいどのようなものであろうか。” 恋に延滞金ww ともあれ、こういうところが憎めなくなってくる。

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