バートン版 千夜一夜物語 4 ちくま文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480038449
ISBN 10 : 4480038442
フォーマット
出版社
発行年月
2004年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,617p

内容詳細

この世ならぬ美しさの王女の、体の中でいちばん秘密なところに隠されていた赤い宝石の謎とは―魔神のたわむれから、はるか遠く離れた国の王子と王女が宿命の恋におちて数奇な運命をたどる一大ロマン「カマル・アル・ザマンの物語」、妖艶な美女との官能的な恋も束の間、怪盗の手により苦境に陥った商人アラジンのスリル満点の話など、夢のような物語が華麗にくり広げられてゆく。

目次 : カマル・アル・ザマンの物語(第百七十夜‐第二百四十九夜)/ ニアマー・ビン・アル・ラビアとその奴隷娘ナオミの話/ アラジン・アブ・アル・シャマトの物語(第二百四十九夜‐第二百六十九夜)/ タイイ族のハティム(第二百六十九夜‐第二百七十夜)/ ザイダーの子マアンの話(第二百七十夜‐第二百七十一夜)/ ザイダーの子マアンとバダウィ人(第二百七十一夜)/ ラブタイトの都(第二百七十一夜‐第二百七十二夜)/ ヒシャム教主とアラブ人の若者(第二百七十二夜)/ イブラヒム・ビン・アル・マーディと理髪外科医(第二百七十二夜‐第二百七十五夜)/ 円柱の多い都イラムとアビ・キラバーの子アブズラー(第二百七十五夜‐第二百七十九夜)〔ほか〕

【著者紹介】
リチャード・F・バートン : 1821‐1890。イギリス生まれ。ヨーロッパ各地を放浪して育つ。大学中退後、軍に志願してインドに渡り、近東の諸言語・習俗を調べた後メッカ巡礼を果たす。ナイル川水源への探検、中央アフリカでの探検をはじめ、西アフリカ、ブラジル、シリアにまで足をのばした。奔放不羈、政府や上流階級と相容れず、晩年は辺境の領事として転々とし、生涯を終えた

大場正史訳 : 1914‐1969年。佐賀県生まれ。本邦初の『バートン版千夜一夜物語』の完訳を遂げたほか、外国文学、性風俗をめぐる、多数の著書・訳書を遺した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ハイク さん

    「カマル・アル・ザマンの物語」は長編である。シャ−リマン王は王子が生まれ名をカマル・アル・ザマンと名付けた。ザマンが大きくなり妻をめとらせようとしたが息子は拒否した。逆らったので城の牢屋に入れられた。その時別の国からブドゥル姫という王女を魔女はザマンが寝ている傍に連れてきた。眼覚めるとお互い相思相愛となり自分の名前が入った指輪を交換した。それから彼等の波乱万丈の物語が始まった。「アラジン・アブ・シャマトの物語」は、ずっと後に出てくる「アラジンと不思議なランプ」に少し似ている。原型なのかも知れない。

  • 優希 さん

    面白すぎます。宿命の恋、アラジンの話などのめり込むように読みました。華麗に夢物語が紡がれているという印象を受けました。

  • 加納恭史 さん

    さて、この四巻にはアラジンと魔法のランプの話があり、ガラン版やディズニーと少し違うのでびっくりしましたが、大変に面白かったので、紹介します。この本では、「アラジン・アブ・アル・シャマドの物語」(第二百四十九夜―第二百六十九夜)となっている。カイロにシャムス・アル・ディンという商人がおりました。信用のおける人物で、宦官はもとより、召使や腰元、白人奴隷などをかかえ、莫大な財産を持っていました。一人の妻がおり、四十年も連れ添いましたが、子供に恵まれませんてした。妻の言い分は主人を種の弱い男と言いました。

  • ゆき さん

    『カマル・アル・ザマンの物語』魔人が久々に出てきた!ちょっとテンションあがりました。それから恋愛愛憎劇がまるで昼ドラ見てるみたいでした。『アラジン・アブ・アル・シャマトの物語』アラジンと魔法とランプのお話でした。原型がこれなのかな。ちょっと想像と違いましたが、どのお話も軽くスイスイ読めます。どの王様もすこぶる太っ腹だったり、人がやたら気絶したりと突っ込み所は満載ですが、そんなことよりも、この世界観。とにかく妙ちきりんな魅力が漂ってます。

  • しんかい32 さん

    カマル王子の、前半のヒロインが後半の悪役という斬新すぎる構成にあきれ「似たような話を適当につぎはぎするのもいい加減にしろよ!」としばらく放り出してあったが、久々に続きを読んだら突っ込みどころの多いストーリーも含めてなかなか楽しめた。地上に天国のごとき都を造らせた王様が、アラーの怒りに触れて完成した都にたどり着く寸前で死んでしまう話は、バベルの塔のパクリだと思うけど切ない。ただ高いだけのバベルとちがい、都の絢爛豪華な描写が効いている。あとハルン・アル・ラシッドって基本的にただ遊び歩いてるだけだよな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品