歩くような速さで

是枝裕和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591136720
ISBN 10 : 4591136728
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
追加情報
:
219p;19

内容詳細

目次 : 1章 映像の周辺で/ 2章 日々の風景/ 3章 遠くて近い/ 4章 役者を巡って/ 5章 メディアの間で/ 6章 悼む/ 7章 3月11日、それから

【著者紹介】
是枝裕和 : 映画監督、テレビディレクター。1962年、東京生まれ。87年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手掛ける。95年、初監督映画『幻の光』がヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞受賞。2004年『誰も知らない』がカンヌ国際映画祭史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)受賞。12年、初の連続ドラマ『ゴーイングマイホーム』(関西テレビ・フジテレビ系)で全話脚本・演出・編集を手掛ける。13年秋公開の福山雅治主演『そして父になる』は、第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • なゆ さん

    引き続き、是枝監督に迫る。「映画を撮りながら考えたこと」よりもさらりと。映画にまつわる話は当然だけど、もっと俯瞰して、メディアに対してのもどかしさを痛烈に書かれているところが拍手。。モヤモヤと感じてたことを、よくぞ言葉に!“放送を含むメディアは、遊牧民であるべきだと僕は考えている”から始まり、“メディアは政府の広報であり、(中略)率先して犯人探しに協力し、司法に先立って社会的(世間的)制裁を加えてしまう”の章は、もっと広く読まれるといいのにと思う。エッセイには、映画で描きたいコトとは別の本音が見える。

  • ぶんこ さん

    映画を観る時に、監督は誰かを気にした事がなかったのですが、是枝監督作品は観ていない事に気付きました。エッセイを読んでいると、全部観たくなってきます。「台詞が終わったあとの(・・・・・)の部分が持つ余韻。その時間が映画の世界のトーンを決定づける」と書かれてあるのを読んで、益々観たくなりました。

  • ちょろんこ*勉強のため休止中 さん

    ヒットな一冊!!たまたま開いたページに「占いと血液型占いが嫌い」とあって、自分と同じだなあとつい借りてしまいました。世界が不完全であるから豊かである、という一文が好き。善悪をはっきりさせず、複雑なことを複雑なまま伝えているスタンスの彼の作品は好みが分かれると思います。でも最後に希望の光が見えて、人間に対する愛情を感じられるので私は好きです。短い文章に伝えたいことがぎゅっとつまっていて、理解しやすいのに深い本だと思いました。またイラストがとっても可愛い!!やっぱり世の中は愛がなくちゃね(´∀`*)

  • がいむ さん

    是枝監督の作品はいくつか観ているけど、いちばん印象的なのはやはり『誰も知らない』。衝撃的な内容の割に誰のことも悪く描いてないところが心に残っている。そのことにも少し触れられているこのエッセイ本は、地方新聞に連載されていたものが中心のせいか、やわらかいタッチで読みやすい。でも根は硬派というか、メディアに対しての考えや姿勢には理屈っぽい主張もみられます。(当然ですね)幼少期のことは、世代が近いこともあってうなづくこと多し。俳優さんたちのこともいろいろ書いてあるけど、YOUについての表現は大笑い^0^

  • おさむ さん

    カンヌ映画祭のパルムドール効果でにわかに是枝監督の過去の著書が書店に並んでいる。これは西日本新聞のエッセイが中心ですが、大きな「物語」ではなく「人間」を描くという監督のスタンスは終始一貫してます。3.11が早くも忘却されようとしている点について「人間が人間であるためには失敗も含めて記憶していく事が必要であり、それがやがて文化に成熟していく」と批判。BPOの委員をされているせいか「常に遊牧民たれ」などメディアへの?咤激励も目立ちますね。出張の飛行機内で読了。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

是枝裕和

映画監督。テレビマンユニオンに入社。ドキュメンタリー番組を手掛ける。初監督映画は『幻の光』(1995年)。14年に西川美和監督らと「分福」を設立。18年、『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、22年、『ベイビー・ブローカー』で同映画祭・独立賞のエキュメニカル審査員賞を受賞。1962年、東京

プロフィール詳細へ

是枝裕和に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品