世界といまを考える 是枝裕和対談集 3 PHP文庫

是枝裕和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569765693
ISBN 10 : 4569765696
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
392p;16

内容詳細

「映画における公共性とは」「あの名作マンガが描こうとしたものとは」「科学における“私”とは」「憲法と軍隊とは」「テレビの果たすべき役割とは」「演出のおもしろさとは」―。細田守、吉田秋生、福岡伸一、三谷幸喜ら14人の映画監督・マンガ家・学者・演出家との語らいは、世界の複雑さと豊かさを教えてくれる。様々な気づきに満ち、視野が広がる対談シリーズ、ついに完結。文庫オリジナル。

目次 : 第1章 映画監督と語る(細田守―映画をつくることは公園をつくるようなもの)/ 第2章 マンガ家と語る(吉田秋生―四姉妹を取り囲む“街”を描く/ 山下和美―理屈で覚えるのではなく、身体で覚える)/ 第3章 学者と語る(原武史―東京を、西から考える/ 斎藤環―フィクションの強みを生かして/ 宮台真司―誰も知らない子どもの世界/ 野田正彰―生きる意味を問う前に/ 福岡伸一―その瞬間の、前後に存在するもの)/ 第4章 演出家と語る(水田伸生―作品の出来は、準備で決まる/ 三谷幸喜―創作のナイショの舞台裏/ 蜷川幸雄 笠松泰洋―三者三様、ものづくりの秘訣/ 森達也―「複雑な世界」をフクザツなまま描くこと/ 鴨下伸一―ホームドラマにおける芝居とは何か)

【著者紹介】
是枝裕和 : 映画監督、テレビディレクター。1962年、東京都生まれ。87年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手掛ける。2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。1995年、初監督映画『幻の光』がヴェネツィア国際映画祭で金オゼッラ賞受賞。2004年、『誰も知らない』がカンヌ国際映画祭史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)受賞。2013年、『そして父になる』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    いつも興味深い対談が多い是枝監督。第三弾となるこの最新巻は、原武史さんとの西武沿線物語や福岡伸一さんとの生命論、三谷幸喜さんとのとの映画論などなど楽しみました。細やかな人間描写が上手い是枝さんらしく、ビッグネームのゲスト達の素敵な言葉を掬い上げています。

  • ぐうぐう さん

    是枝裕和対談集の第3巻。映画監督、漫画家、学者、そして演出家と語る。細田守はアニメ監督だが、顔芝居や台詞に頼らない演出や、空間の表現方法など、自身の映画との類似点が多く見受けられるとの是枝の指摘には「なるほど!」と。漫画家では、吉田秋生と山下和美が登場。『誰も知らない』が公開されたとき、子供を置き去りにした母親をもっと叩いてくれといったリアクションがあったことを憂う是枝だが、いわゆるジャッジをしない映画を撮る彼が、山下の『不思議な少年』に激しく共鳴するのはよく理解できる。(つづく)

  • * さん

    清瀬は「東京の盲腸」なのね(苦笑)秋津の乗り換えレースもあるあるネタでした▼福岡伸一「子孫を残すことが生命の目的ではなく、既に個体として生まれながらにして交換されている」...ということは、人には生きているだけで生産性がある、と考えていいのだろうか▼カズオ・イシグロ「記憶というのは死に対する部分的な勝利である」忘れられたから負けと言いたくないけれど、人の記憶にいい意味で強く刻まれれば、それは死に対する勝利かもしれない。

  • 踊る猫 さん

    是枝裕和監督の作品の良き観衆と言うわけではないので、この本を何処まで読み尽くせたか分からない。ただ、是枝氏が世界の複雑さをダイレクトに甘受し、それをなんらイデオロギーに染まった形ではなく(「護憲」に関しても単純な「反戦平和」とは一線を画している)、ただその複雑さを映像に投影出来る稀有な才能であることは分かった。悪く言えば「勧善懲悪」ではないということで、「情緒」に訴え掛ける表現ではないということも確認出来たと思う。個人的には宮台真司氏との対話がツボ。宮台氏が是枝氏をバッサリたたっ斬っている傲慢さが鼻につく

  • matsu さん

    是枝監督と様々な分野の方達との対談集。 対談した時期も様々。とても面白かった。 個人的には水田伸生さんとの対談が印象に残った。 それと森達也監督との対談での天皇の発言が。 3から読んだので1と2も読みたい。

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人物・団体紹介

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是枝裕和

映画監督。テレビマンユニオンに入社。ドキュメンタリー番組を手掛ける。初監督映画は『幻の光』(1995年)。14年に西川美和監督らと「分福」を設立。18年、『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、22年、『ベイビー・ブローカー』で同映画祭・独立賞のエキュメニカル審査員賞を受賞。1962年、東京

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