できそこない博物館 新潮文庫 改版

星新一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101098302
ISBN 10 : 4101098301
フォーマット
出版社
発行年月
1985年02月
日本
追加情報
:
336p;16

内容詳細

ある日、発見された正体不明の物体。ナメクジのような形のこの物体は、一体何のために作られたのか―ショートショート1001編を達成した著者が20年以上にわたって書き溜めたアイデアのかけらたち。スペース・オペラから時代物、薬や酔っぱらいまで。誰にも見せたことのない創作メモ155編を公開し、発想の苦悩や小説作法を明かす。神様の頭が垣間見られる、とっておきのエッセイ集。

目次 : 物体など/ テレパシーなど/ 暗殺など/ 現象など/ 酔っぱらいなど/ 時代物など/ 記憶など/ スペース・オペラなど/ 薬など/ ておくれなど/ 地下鉄など/ 意識など

【著者紹介】
星新一 : 1926‐1997。東京生れ。東京大学農学部卒。1957(昭和32)年、日本最初のSF同人誌「宇宙塵」の創刊に参画し、ショート・ショートという分野を開拓した。1001編を超す作品を生み出したSF作家の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 海猫 さん

    この本、徳間文庫版で何度も読んだけど、本がどこかにいっちゃったので新潮文庫版を手に入れ再読。著者が書き溜めたアイデアメモがたくさん載っていて、それがなぜに作品になれなかったのか?を語るエッセイで読ませる一冊。没ネタとはいえ、メモがけっこう面白くショート・ストーリーとエッセイの両方が楽しめた。星氏の発想法が垣間見えて興味津々。東京オリンピックオチのメモは、時代が巡ってタイムリーになっちゃってますな。軽妙な語りだけど、短編作家の苦悩と厳しさも感じる内容。でも程よく頭の体操ができたので自分が賢くなった気がする。

  • しゅわ さん

    勝手に星さん再読祭り第41弾はショートショート1001編を達成した星さんが、20年以上にわたって書き溜めたアイデアのかけらたちを惜しげもなく公開したエッセイ集です。秘蔵創作メモ155編は、私からみたらなぜボツになったのか?わからないぐらい。“できそこない”なんてとんでもないです。メモをきっかけに、こうひねったら…とか、ここを変えれば…なんてアイディアも出てきて、星さんの創作の苦悩や、その過程を垣間見ることができます。普段作品解説をほとんど書かれない星さんだけに、ファンにとっては貴重な一冊となっています。

  • 山田太郎 さん

    薬好きなのは、薬屋の息子だからだろうかと思いながら読む。読みやすいので、簡単そうに書いてるようにみえるというかすごい知性というか小松筒井と張り合うというか一目とはいわず置かれてた人はやっぱりすごいな。今の事予言してたような文章もちらほらあるので、先見性というかこのあたりやっぱりすごいもんだと思った。

  • KAZOO さん

    この本は星さんのノウハウを明かしているものです。ご自分で書かれたノートメモから作品にどのように展開していったかを書いておられます。本当に頭のいい人だと思いました。むかし糸川先生が言われていた逆転の発想がここには書かれているように感じました。日常のビジネス的なヒントなどもあるように思えます。

  • 優希 さん

    ボツになった作品をひたすら紹介するエッセイでした。つまらなくはないのですが、これだけ失敗作を見せつけられたせいか、食傷気味になりました。

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人物・団体紹介

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星新一

1926年東京生まれ。東京大学農学部卒。57年日本初のSF同人誌「宇宙塵」の創刊に参加。68年『妄想銀行』で第21回日本推理作家協会賞受賞。ショートショートの第一人者として1001以上の作品を発表した。その他、時代小説、少年小説など多方面で独創性を発揮。著書多数。97年永眠(本データはこの書籍が刊行

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