優しい街

新野剛志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575239911
ISBN 10 : 4575239917
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
371p;20

内容詳細

女子高生失踪―。ある男から娘を捜してほしいとの連絡が入る。聞けば上京中、友人と会うと言って出かけたきり戻ってこないという。娘はツイッターを使っていて、そこに何か手がかりがあるかもしれない。探偵の“私”は、捜索を始めるが、そこで目にしたのは、複雑に絡み合う人間たちの別世界。誰が誰で、何が本当で何が嘘か。真実はどこにあるのか…。

【著者紹介】
新野剛志 : 1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。99年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ikutan さん

    失踪した女子高生の捜索を依頼された探偵が主人公。手がかりはツイッター。それも性的な表現が氾濫する裏アカウント。裏垢と呼ばれるこの世界には現代に浮遊する少女や若者たちの複雑な思いが溢れている。事態は思わぬ方向に。匿名。成り済まし。使い分けるいくつもの顔。そこには現代の希薄な人間関係が。孤独を紛らわし居場所を求める若者たちや辛い事情を抱えた少女たち。やくざの世界まで複雑に絡み合う展開に真相が気になります。強いインパクトの残るラストではありませんでしたが、今という時代の知らなかった闇に触れられた作品でした。

  • ウッディ さん

    ネット事情に詳しいハードボイルド探偵もの。裏アカウントでのつぶやきは本当の声なのか?ネットに悪意を垂れ流す人達と死角は犯罪の温床になっているのかもしれない。「あぽやん」シリーズはおもしろかったけど、こちらは、少し期待外れ!

  • Kei さん

    面白かったです。アカウントやツィッターなど、扱う題材は新しいけれど、美少女、政商、ヤクザ、複雑な家庭環境、気のきいた会話と、極めて王道ハードボイルド。ただ、引っ張ったわりの犯人と動機がイマイチかな?(笑)今の病んだ弱い男達とは対照的に、内へと向かう戦う少女達が悲しい。傷つき被害に遭うのは、いつも弱い子供達。それから、登場しない恋人との交流も魅力。次回は、大人だけのハードボイルドを読みたいです。

  • こうちゃ さん

    ☆3 行方の分からない高校生の娘・由を捜してほしいとの依頼を受ける。由はツイッターをやっていて、本来のアカウントとは別に、性的な表現が氾濫する裏のアカウント、「裏垢」もやっていたという。協力者を得て、裏垢から由の足取りを追う探偵。現代に浮遊する少女や彼女らを取り巻く大人たちの姿を静かに激しく描いたミステリー。ネットで自分を晒す怖さをじわじわ感じた。

  • かおりん さん

    女子高生が家出して、捜索依頼をうけた探偵。ツイッターの裏アカを何種類も使い分けて、淋しい少年少女はそこに自分の存在を確認する。怪しかった親の裏の顔はあまり見えず、クスリに支配されてるわけでもなかった。ヤクザの叔父も最低。変にしゃしゃり出てたから何かあるとは思ったけど。誰も由を守ってやれなかったことが哀しい。

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新野剛志

1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。99年「八月のマルクス」で第四五回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2008年『あぽやん』が第一三九回直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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