文豪ナビ 川端康成 新潮文庫

新潮文庫編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101001005
ISBN 10 : 4101001006
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
新潮社 ,  
追加情報
:
16cm,159p

内容詳細

日本人初のノーベル文学賞に輝いた川端康成の作品には、日本的な美とともにエロスが限りなく漂っています。『伊豆の踊子』の薫を見つめるまなざしにも、『雪国』の駒子を覚えている島村の指にも。それは端整な文章が誘う甘美な「魔界」。さあ、川端ワールドをたっぷり召し上がれ。わかりやすい評伝・名作の要約・音読したい名場面・人気作家のエッセイなど、文豪の新しい魅力が発見できる画期的なシリーズ。

目次 : 超早わかり!川端作品ナビ/ 10分で読む「要約」川端康成/ 声に出して読みたい川端康成/ 川端にぶっとんだ作家による熱烈エッセイ/ 評伝 川端康成

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓 さん

    このシリーズは正直マークしていなかったのだが、読んでみてしっかりした内容に感謝した。特に評伝と巻末の参考文献を、今後の研究の指標としたい。あと人間というのは本質的にエロティシズムを内包した一匹の動物に過ぎず、文学は人間を追究していくものなのだから、その要素を排除してしまったら贋物となるのである、ということを、ごく最近悟った次第です。川端康成の文章はじゅうぶんな抑制と品性がありますよ。

  • 優希 さん

    ノーベル賞作家の世界観をコンパクトにまとめています。美とエロスの詰まった世界は端正で川端にしか描けないものだと感じました。

  • クプクプ さん

    私は川端康成の作品は一通り読んでいて、鳥の名前や自然・博物学に詳しい作家だと思っていましたが、特に「雪国」が意外に難しいと感じていました。しかし、この本には「雪国」が越後湯沢不倫旅だと書いてありました。また「雪国」の日本映画が濡れ場があり韓国で大ヒットしたと知り、「雪国」に少し親しみがわいたのは収穫でした。島内景二の評伝も川端康成の交友関係ばかりでなく、鎌倉など住んだ土地や作品の背景をしっかり書いていて、こなれた文章で素晴らしかったです。機会があったら、また川端康成の美しい文章をゆっくり読みたいです。

  • メタボン さん

    ☆☆☆ 川端康成の魅力をコンパクトにまとめている。改めてその魔性の文章にじっくりと浸りたいと思った。

  • kinoshita さん

    日本の美を細やかに描きノーベル賞を受賞した姿と三島由紀夫が絶賛したエロティシズム。別々のようで深く重なり合ってることを再認識。

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