希望が死んだ夜に

文藝春秋編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907208
ISBN 10 : 4163907203
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
天祢涼 ,  
追加情報
:
272p;19

内容詳細

14歳の女子中学生が、同級生を殺害した容疑で逮捕された。少女は犯行を認めたけれど、動機は語らない。果たして真相は…。メフィスト賞作家が描く、社会派青春ミステリ。

【著者紹介】
天祢涼 : 1978年生まれ。『キョウカンカク』(後に『キョウカンカク美しき夜に』と改題改稿。講談社文庫)で第43回メフィスト賞を受賞し、2010年2月にデビュー。2012年『葬式組曲』(原書房。双葉文庫)が「本格ミステリ・ベスト10」2013年版で第7位に選ばれた。2013年、同書が第13回本格ミステリ大賞の候補、同書に収録の「父の葬式」が第66回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    ほぉ・・まんまと騙されてしまいました。こんな哀しい話だったとは。沢山の人の希望が死にました。私の希望もぺしゃんこになりました。慰めの言葉をかけるのも、激励の言葉をかけるのも空々しい気がしてなりません。あまりの絶望の前に人の無力をただただ感じた読書になりました。ネガの母よ、のぞみの父よ、そして友輔の母よ、忘れるな!一生背負っていけ!どこにも救いはなくて、この国はこの社会は・・貧しいのは罪だなぁ。

  • ミュポトワ@猫mode さん

    図書館本。タイトルに魅かれて手にとって、表紙見て声が出るくらいに驚いて借りた本です。表紙がすごい刺激的ですが、中身読むとこの表紙の意味がわかりますよ。内容は、ミステリーに貧困家庭、生活保護、児童虐待などなどここではかけないくらいの日本の歪みが盛り込まれてます。文藝春秋だしね、出版社。ジャーナリズムまで喧嘩売るのはここじゃないとできないなと思います。最後切ないけど涙は出ません。この歪み、どうしたら解消できるんでしょうか?もういろんなところからガタがきている気がします。末端の綻びの音を聞いているような本でした

  • うっちー さん

    暗過ぎる

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    同級生の殺害容疑で逮捕された冬野ネガ14才。容疑を認めながらも、動機については頑なに黙秘する彼女が語らない理由とは…。自分のことしか見えない親との貧困生活、ささやかな希望を求めた先に訪れる貧しさゆえの絶望、犠牲になるのはいつも何の非もない子供だ。生活保護という制度に対して、不正を働くケースばかりが大きく取り上げられ、本当に保護を必要としている人が申告しづらい風潮にあるが、世間の目や肩身の狭さは、貧しさよりも耐え難いものなのだろうか・・。子供の未来を慮ってやれない少女たちの親の姿に釈然としない思いが残った。

  • 蒼 さん

    一人親家庭の貧困という負の連鎖から中学生の女の子が一人で抜け出せるはずもなく、もがきながらもなんとか希望の光をつかもうとする姿が辛い。ネガとは正反対いるようなのぞみもまた、プライドと頭脳を武器に這い上がろうとするのだが、14歳の少女にこの国はどこまでも冷たい。親とは子供を守り抜こうとするものと思って来たが、そうではない親が確実に増えている。ネガの母ものぞみの父もあまりに精神がひ弱だ。「大人達にはわからない!」 ネガの悲痛な叫びが胸をえぐる。親達よ、子供を守れるのはお前達だけだ!

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