ひとまず、信じない 情報氾濫時代の生き方 中公新書ラクレ

押井守

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121506016
ISBN 10 : 4121506014
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
200p;18

内容詳細

世界が認める巨匠がおくる7つの幸福論。ネットが隆盛し、フェイクニュースが世界を覆う時代、何が虚構で何が真実か、その境界線は曖昧である。こういう時代だからこそ、与えられた情報をひとまず信じずに、自らの頭で考えることの重要さを著者は説く。幸せになるために成すべきこと、社会の中でポジションを得て生き抜く方法、現代日本が抱える問題についても論じた、押井哲学の集大成とも言える一冊。

目次 : 序論 虚構の中に真実を宿らせる/ 第1章 幸福論―幻想は人を不幸にする/ 第2章 仕事論―説得する努力を怠ってはいけない/ 第3章 ニセモノ論―つまり、初めからフェイクなのだ/ 第4章 政治論―覚悟を決めない政治家たち/ 第5章 人間論―人間以上に面白いものがあるはずがない/ 第6章 映画論―「良い夢を見た」でもいいじゃないか/ あとがき―僕らには言葉が必要だ

【著者紹介】
押井守 : 1951年東京都生まれ。映画監督・演出家。大学卒業後、竜の子プロダクション(現・タツノコプロ)に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はるを さん

    ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️。2017年最後に読んだ本。意外と嫌いではない人。面白かった。(特に第1章「幸福論」第2章「仕事論」)全ての人に当てはまる訳ではないし、また必ずこうしなくてはならないとも思わないけれども、著者の言ってる事は概ね、その通りだと思うし、似たような事を自分自身も考えていた。偏屈で頑固で変なおじさんなのかと思っていたが、意外と真っ当な事を書いていた。宮崎駿氏や庵野秀明氏の「シン・ゴジラ」についても書いていたが、一番驚いたのは何と著者は既婚者で娘さんがいておぢいちゃんだった事。笑。

  • おさむ さん

    攻殻機動隊の監督さんだけあり、一言居士です。宮崎駿監督や庵野秀明監督のシン・ゴジラを真正面から批判する。映画監督というプロの職業の厳しさを知り尽くしているからこその批評眼です。現実と虚構の区分はもはや無意味になりつつある現代のネット社会。覚悟のない政治家への眼差しなど、反発も多い主張かもしれませんが、1本筋は通っていますね。ただ、わたしこの人の映画まだ見たことがないんですよね(笑()

  • ぐうぐう さん

    タイトルから、ネットの浸透により情報氾濫社会となった現在をどう生きるかを説いているかと思いきや、押井守の幸福論といった内容。読み始めてそのことに気付いたとたん、鼻白む思いがしたが、収穫がないわけではない。ここ数年、押井守の映画を撮る姿勢やポリシーに共鳴することが多いのに、出来上がった作品がいまひとつに感じられる、そのギャップの理由が本書を読んで判明した。『シン・ゴジラ』を例に出し、テーマやそれを伝える方法、あるいは絵面を、完璧に近いと高く評価しておきながら、でも物足りない映画だと不満を口にする。(つづく)

  • 洋 さん

    少しの揺さぶりなんかじゃ揺らいだりしない強固な自分があればどんな場面に出くわしても上手く対処できるのかも。簡単に手にする情報で逆に自分の首を絞めることのないように、情報に踊らされてなるものか。『僕らは人間である。だから、人間以上に面白いものがあるはずがないのだ。』217.11.10

  • ビイーン さん

    押井守ってアニメの映画監督程度の知見しかなかったが本書に出合って見る目が変わった。著者の考え方は同意できない部分もあるが、押井守節炸裂で面白いし割と好きだ。攻殻機動隊では、人間の意識がネットの海に融合し機械の体すら不要となり、意識だけが世界を駆け巡る。どこまでが現実でどこまでが虚構なのか人間には実証できないという。まさに胡蝶の夢。この幻想世界を作り出す著者の考えに接することで、別の価値観に気付かされる。

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人物・団体紹介

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押井守

映画監督。1951年生まれ。東京都出身。1977年、竜の子プロダクションに入社。スタジオぴえろを経てフリーに。おもな監督作品に『うる星やつら オンリー・ユー』(83)、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)、『機動警察パトレイバー the Movie』(89)、『機動警察パトレイバー

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