古代研究 V 国文学篇 1 角川ソフィア文庫

折口信夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044002008
ISBN 10 : 4044002002
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
336p;15

内容詳細

時を定めて海のあなたから来臨する神「まれびと」の聖なる言葉である「呪言」に、日本文学の発生をみた折口。そのアプローチは、「民俗学的国文学研究」として新たな道を切り開いた。核をなす「国文学の発生」について論じた四篇を所収。「言語」に執着し、日本語の発生を探るために朝鮮語、モンゴル語、アイヌ語までを学び、「新しい国学」を興すことを目指した折口の、希有な日本文学発生論。

目次 : 国文学の発生(第三稿)―まれびとの意義/ 国文学の発生(第一稿)―呪言と叙事詩と/ 国文学の発生(第二稿)(呪言の展開/ 巡遊伶人の生活/ 叙事詩の撒布)/ 国文学の発生(第四稿)―唱導的方面を中心として(呪言から寿詞へ/ 叙事詩の成立とその展開と/ 語部の歴史/ 賎民の文学/ 戯曲・舞踊詞曲の見渡し)

【著者紹介】
折口信夫 : 1887(明治20)年〜1953(昭和28)年。国文学者、民俗学者、歌人、詩人。歌人としての名は「釈迢空」。大阪府木津村生まれ。天王寺中学卒業後、國學院大學に進み、国学者三矢重松から深い恩顧を受ける。國學院大學教授を経て、慶應義塾大学教授となり、終生教壇に立った。古代研究に基を置き、国文学、民俗学の域に捉われることなく、広く学問研究と表現活動を続けた。没後、全集にまとめられた功績により日本芸術院恩賜賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 軍縮地球市民shinshin さん

    国文学者・民俗学者・歌人としても著名な折口信夫の代表作の一つ。本巻は文学は如何に発生したのか、民俗学的観点から検討している。折口は、共同体の外からやってくる神(まれびと)が土地の精霊に命令を下して、人々の幸福と豊かな生活を約束させる、その神の言葉が人に憑依して人の口から語られる。その人は決まっておりそれが職業となって語り部となった。語り部から発せられる言葉は歌のような節を伴っており、それが「文学」となったと指摘している。有名な説だが、折口の文体は独特でなかなか理解し難い点もある。

  • ∃.狂茶党 さん

    いきなりまぜっ返すのだが、はじまりがまれびとの預かった神の言葉であるとして、再話の過程でパロディ、二次創作が行われたはずであり、それは記憶違い、言い間違い、感情の暴走といった無意識的なもの、うちなる神のなせるものであっただろう。 本題に沿っては新旧二つの解説が、その影響を受けずに何か書くのは難しい。 (もちろん受けていいのだが) トリックスターの概念は、折口には乏しかったのか、ふざけるってことも知ってたようであるが、何やら生真面目だ。 すべての詩人はまじめぶってるだけではないのか?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

折口信夫

1887年、大阪府西成郡木津村生まれ。天王寺中学を経て國學院大學卒業。のち國學院大學教授、慶應義塾大学教授。国語学・国文学・民俗学・芸能史を研究し、独自の学風を築く。また釈迢空の名で歌人・詩人としても知られる。1953年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品