グランドマンション 光文社文庫

折原一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334769949
ISBN 10 : 4334769942
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
445p;16

内容詳細

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。騒音問題、ストーカー、詐欺、空き巣―次々に住人が引き起こすトラブル。そして、最後に待ち受けていた大どんでん返しとは…。希代の名手が贈る必読の傑作ミステリー連作集。

【著者紹介】
折原一 : 1951年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部卒。’88年、『五つの棺』でデビュー。同年、『倒錯のロンド』で江戸川乱歩賞候補に。’95年、『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 三代目 びあだいまおう さん

    グランドマンション1番館に住む何ともクセのある住人たちが繰り広げる珍事件短編集。隣には2番館を建設中。階上の騒音に怒鳴り込んだらなんと?隣の住人に嫌がらせをされてる?順風満帆な付き合いで婚約まで行ったのに今更解消?隣の老人の箪笥預金をどうにか盗めないか?など、こんなに問題が立て続けのマンションには住みたくない!挙句の果てに、殺人事件が起こったり、隣の建設中マンションが突如消失したりなんて…。どの話も読み手の想像やイメージを軽く覆してくる。伏線の張り方が上手です!なる程『●●トリックの名手』頷けます‼️🙇

  • ナルピーチ さん

    読友さん多数入居済みの「グランドマンション一番舘」に新しく入居する事になりました。まずは管理人さんにご挨拶、初老でちょっと変わった人。202号の男性は上階の騒音問題に悩まされているらしい。206号の高田さんは民生委員としての使命感に溢れている。306号は女子三世帯のご家族、103号では挨拶しようとしたらいきなり拳が飛んできて、あわやの記憶喪失寸前。ここに住んでるご老人の皆様も個性的な方々ばかりだ。 他にも癖のある住人ばかり、僕はここで暮らしていけるのだろうか…。

  • nobby さん

    何とも変な人達、いや個性的な面々が住んでるグランドマンション一番館。その立派な名称に憧れも抱く集合住宅の正体そして実状はいかに…とにかく何でもありのトラブル三昧は笑うしかない!連作短編の形態で徐々に部屋番号と住人が明らかになりつつ、どんどん去っていく(笑)そこで起きているのは虐待にオレオレ詐欺やストーカー、絶対に関わりたくない事態…それでいて嫌悪感が全く無いという折原さんの真骨頂お見事!苦笑しながらワクワク軽く読ませて、随所に叙述な仕掛けあるのも楽しい。ラストの大オチに「やっぱりね」と呟きすっかり得意気♬

  • utinopoti27 さん

    グランドマンションを舞台に繰り広げられる、ちょっと変わった住人たちによる様々な事件を綴った短編集。読み始めると、かすかな違和感が気になって、話の全体像をつかむのにやや苦労する。つまり叙述トリックなのだが、まともに考えていると頭が混乱するので、途中からは読み流す。まあ一種のバカミスに近い感覚だろうか。扱うテーマは振り込め詐欺、DV、年金不正受給、ストーカー等々、バラエティ豊かで飽きさせないところが救い。こうしたミスリードに特化した作品は、独特の肌感覚を持っているため、拒否反応が出る場合は投げるのもありか。

  • machi☺︎︎゛ さん

    グランドマンション一番館に住む多種多様な人々が引き起こす、様々なトラブル。それを解いていくのが謎解きみたいで面白かった。そして最後のどんでん返し!!オレオレ詐欺や虐待問題などもブラックに謎解かれて痛快だった。でもこんな人達とは関わるのも嫌だー!

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人物・団体紹介

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折原一

早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2018年には『異人たちの館

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