奇子 上巻 角川文庫

手塚治虫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041851296
ISBN 10 : 4041851297
フォーマット
出版社
発行年月
1996年06月
日本
追加情報
:
15cm,347p

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第二次大戦後、東北の旧家に次男次郎が復員...

投稿日:2012/01/14 (土)

第二次大戦後、東北の旧家に次男次郎が復員して来ることから物語が始まる。 久しぶりに帰って見る自分の家族は異常なものだったが、自分も例外ではなかった。何故、幼少の奇子は地下牢で育てられるようになったのか・・・・。

ウシバス さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • コウメ さん

    超がつくほど胸糞が悪い内容。しかしそれが手塚治先生のすごいところ!天外家の男たちの欲望によって犠牲になった「奇子」ある男は名誉のため、土地のため、金のため、殺人を犯し、家族内で肉体関係を持ち、都合が悪くなれば殺し監禁し一言でいえばこの家庭は狂っている。唯一の希望は伺朗の存在。

  • アイシャ さん

    A.B.C-Zの五関君の主演舞台ということで読んでみました。率直に手塚治虫さんがこういう作品を描いていたという驚き。戦後の混乱期の日本を背景に描かれる一族とその犠牲となる女性の話なのかな。話自体はすごく興味深いんだけど、女性の扱いが酷くてたびたび読むのが止まってしまう。ひどく封建的な一族を束ねるのが自己中心的な道徳観しか持たないものであれば一族全員の運命が狂う。実にすさまじい展開で舞台はこれをどういう風に切り取っていくのか。奇子の運命が気になる。

  • takakura さん

    女・子ども・障害を持つ人の人権がすごく軽んじられていた時代を垣間見た。今でこそファンタジーの世界と思えるけれど、これがそう遠くない昔のノンフィクションであると考えると3割増しで戦慄する。狡くて卑怯で利己的な登場人物たちに嫌悪感を感じた一方で嗜虐的な興味をもって読み進めた自分にも潜在的な素質はあるのだろう。このあと下巻でどのような救いが待っているんだろう。救いがあるといいな。目茶苦茶面白かったけれどもし自分の子どもに読ませるとしたらとりあえずR14くらいはつけておきたいかも。

  • ゆりまなっとう さん

    おぞましい。子供には見せられません。女、子供、障害者などの弱者には容赦ない暴力。ひと昔前の日本はこんな感じだったのかな…?息子の嫁に手を出して子供まで作る。何も言えない息子、黙って従う息子の嫁、正常じゃない世界観。

  • るう さん

    初めて読んだのは小学生の時だった。人生で一番のトラウマ漫画となった。大人になって読み直すと、霜川事件や戦後の描写などが、すごくて、面白く読めた。フィクションだと思って読んでいても、気持ちのいい漫画ではないけど、そのくらい巧いことに感動(・д・)横溝正史の小説みたいな漫画だと思った

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人物・団体紹介

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手塚治虫

1928年、大阪府生まれ。大阪大学医学専門部卒業。医学博士。1946年「マアチャンの日記帳」でデビュー。戦後ストーリーマンガのパイオニアであり、常にその牽引者として創作活動を続けた。89年2月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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